「過去帳」は、寺院で檀家・信徒の死者の戒名・法名・俗名・死亡年月日などを記した帳簿です。

「過去帳」は「the death register」です。

「点鬼簿・てんきぼ」も「鬼籍」も、寺が死者の名前や死亡年月日などを記しておく帳面です。

「点鬼簿・てんきぼ」「鬼籍」は、英語では「die」「join the ranks of the dead」で表されます。

☆death
名詞です。

「死・死ぬこと」「死亡・命取り」「致命的になること」「死神」「消滅・壊滅」という意味です。

「心不全で彼は死んだ」は「Heart failure was the death of him. 」です。

「過去帳」の意味

「過去帳」は、寺院で檀家・信徒の死者の戒名・法名・俗名・死亡年月日などを記した帳簿です。

鎌倉時代以降に成立し、江戸時代に一般化しました。

歴史的資料としても重要です。

「鬼籍」「鬼簿」「零簿」「冥帳」と同じ意味です。

「過去帳を読み上げる」のように使います。

☆帳の漢字
字義は「とばり」「ひきまく」「はり・とばり」「帳面」です。

解字では、「巾+長」で構成されます。

「長」の部分は「長く張る」を表します。

これらにより「布を張りめぐらしたとばり」を表し「とばり」を意味します。

「点鬼簿・てんきぼ」の意味

「点鬼簿・てんきぼ」は、死者の姓名・死亡年月日を記した帳簿です。

「点」は「記す」を意味します。

「鬼」は「死者」という意味です。

「過去帳」と同じ意味です。

「点鬼簿に加える」のように使います。

☆点の漢字
字義は「ほし・ぽち」「しるし」「点を打つ」「わずかな動作」「ともす」「一つ一つ調べる」「汚す・汚れる」「特定の場所や物事のある部分を示す語」
「時刻を数える単位」「茶をたてる・茶をいれる」です。

解字に於いて、篆文(書体の一種)では、「黑+占」で構成されます。

「占」の部分は「特定の場所を占める」を表します。

これらにより「小さくて黒いほし」を意味します。

「鬼籍」の意味

「鬼籍」は、寺が死者の名前や死亡年月日などを記しておく帳面です。

「過去帳」「点鬼簿」と同じ意味です。

「鬼」は「死者」という意味です。

「鬼籍に入る」のように使います

☆鬼籍に入る
死んで亡者の籍に入ることを意味します。

死亡することです。

☆鬼の漢字
字義は「おに・死者の魂」「とおい」「星座の名前」です。

解字は象形です。

「グロテスクな頭部を持った人」にかたどった象形です。

「死者の魂」を表し「鬼」を意味します。

「過去帳」は 寺院で檀家・信徒の死者の戒名・法名・俗名・死亡年月日などを記した帳簿、「点鬼簿・てんきぼ」も「鬼籍」も、寺が死者の名前や死亡年月日などを記しておく帳面です。

「過去帳」「点鬼簿・てんきぼ」「鬼籍」は、類語です。

共通する意味は「寺で、死者の名前や死亡年月日などを記した帳簿」です。

「過去帳」は「死者の名前や死亡年月日などを記した帳簿」を表す一般的な言葉です。

「点鬼簿・てんきぼ」は、寺が死者の名前や死亡年月日などを記しておく帳面です。

「鬼籍」は、「鬼籍に入る」のように死亡することを表すのに用いられる言葉です。

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