「ピックアップ」には、意味が2つあります。

1つ目は、昔CDのDVDができる前に使われていた、レコード プレーヤーの部品の一部のことをいいます。

この部品は、レコード盤に触れている針の振動を電流の振動に変換する機能があります。

もう一つは、(適当なものや、あるいは目的のものを)拾う、または誰かを(車などに)乗せる行為のことをいいます。

「ピックアップ」の意味

「ピックアップ」の語源は英語の「pick up」から来ています。

英語の「pick up」は、主に動詞と名詞として使われています。

意味は、「拾う」、「(乗り物に)乗せる」、「車で迎えに行く」、「(エネルギー等を)奮い起こす」、「(状態が)回復する」などです。

これが日本語の「ピックアップ」になると「(対象の物体を)拾う」、「持ち上げる」の意味になり、品詞は、大概は動詞か、「?を拾うこと」、「?を持ち上げること」という名詞として使われます。

「ピックアップ」の使い方

日本語の「ピックアップ」の使い方は、動詞と名詞の2つのして使い方があります。

動詞では、「(対象の物体を)拾う」、「持ち上げる」という使い方をします。

名詞では、「?を拾うこと」、「?を持ち上げること」というニュアンスを含んだ使う方をします。

例外的に、小型のトラックのことを、英語と同様に、「ピックアップトラック」と称するような使い方もします。

「ピックアップ」の例文

(電話などで)「彼女が5時頃に、新橋駅に着くと言ってるから、車でピックアップして下さい。」

とか、「紙の束の中から、ピンクの用紙に印刷されているものだけ、ピックアップして、ホッチキスで綴じておいて下さい。」

、「会社が営業用に、新しいピックアップトラックを支給してくれることになっている」などが、「ピックアップ」の例文です。

よく使うようになった「ピックアップ」

「ピックアップ」は、ピックアップトラックの普及と共に、よく使われるようになった外来語です。

若い人を中心に英語や英会話に堪能な人が増えてきているので、「pick up」のように英語でも頻繁に使われて、馴染みやすい英単語で構成されている英語の熟語は、今後も日本語の語彙として、日常に使われるようになるでしょう。

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