「相手をみくびる」、「相手を甘くみる」という意味で、油断をする、過小評価するといった意味に近いです。
したがって、たかをくくるというのは基本的にいい意味の言葉ではありません。
油断をしてしまったことで失敗をするということはよくありますけど、たかをくくるというのは、そういう状況への戒めの意味も込められた言葉と言えるのです。
「たかをくくる」の意味
たかをくくるというのは、相手をみくびったり、甘く見る、過小評価をするということです。
本当に実力を知らないからこそ、そういったことをするわけですが、結果的に予想以上の実力であることを知り、事前の予想通りにいかなかったために、やられてしまうということがあるのです。
たかをくくると、そういう状況に遭う可能性があるということになります。
「たかをくくる」の使い方
たかをくくるというのは、油断をした結果、予想通りにいかないような状況において使います。
したがって、事前に自分にとってのライバルの存在を甘く見ていたことで、自分の予想以上にライバルが努力をし、相対的に自分たちの地位が低下してしまったようなケースで使うことがあります。
スポーツやビジネス、受験など、幅広く使うことができるはずです。
「たかをくくる」の例文
「同じ志望校を目指しているライバルはそこまで勉強していないだろうと思っていたけど、実際はそんなことはなかったみたいでした。
たかをくくることをしてしまった結果、私の勉強時間は同じ志望校を目指すライバルよりも劣ってしまい、彼らに実力で負けてしまったため、志望校に落ちてしまったのです。
油断しなければ良かったと本当に後悔しています。」
人は無意識にたかをくくる行為をしがちである
たかをくくるというのは、相手をみくびる、甘く見て油断をするということですが、無意識のうちにやってしまいがちな行為と言えます。
たかをくくるというのは、そのつもりがなくてもそういうことをしてしまっている可能性があり、人から指摘されて初めて気付くということもあるのです。
自分では甘く見ている気はなかったが、そういう風に他人からは見えるということもありますから。