シンパシーとは「同情」、「共鳴」という意味で、相手に寄り添い相手の感情を思いやる、という意味です。
元々ら日本語ではなく、英語(Sympathy)から来ています。
しばし、「共感」と混同される事がありますが、「共感」は相手と同じ事を思うだけで、そこに同情や思いやりは含まれていません。
シンパシーは相手に同情するという意味なので、共感とは違うものなのです。
「シンパシー」の意味
シンパシーというのは、英語のSympathyの事で、基本的には「同情」「共鳴」などの意味で使用されます。
英語圏においては、主に「同情」の意味で使われます。
しかし日本においては、ネガティブな事が起こった時に相手に寄り添う「同情」よりも、単に相手と何か一致した「共鳴」の意味で使われる事が多いです。
つまり、「あなたにシンパシーを感じる」と言われた時は、単に「あなたと同じようなことを考えている」という意味になるのです。
「シンパシー」の使い方
では、日時会話において、どのように「シンパシー」という言葉を使っていけば良いのでしょうか。
「シンパシー」とは、日本においては「共鳴」の意味で使われる事が多いので、会話の相手となにか一致する部分がある、という時に使えば良いでしょう。
例えば、「彼の主張には、シンパシーを感じた」「あなたのゴルフに対する熱意には、シンパシーを感じます」というような使い方をすれば良いでしょう。
シンパシーの語源
シンパシーという言葉の語源は、どこにあるのでしょうか。
実は、シンパシーの語源は英語ではなくギリシャ語です。
シンパシーを英語で書くとSympathyですが、ギリシャ語ではsynで一緒に、pathosで苦痛という意味があります。
これらの言葉が組み合わさって、Sympathyという言葉が生まれました。
どうやら、シンパシーという言葉は本来「共鳴」よりも「同情」のニュアンスの方が強いようです。
まとめ
シンパシーは、現代日本では多くの場合「共鳴」の意味で使われる言葉です。
しかし、英語圏においては主に「同情」の意味で使われる事が多いようです。
もし、英語圏から来た人に「共鳴」の意味でシンパシーという言葉を使ってしまうと、この人はいちいち同情をする人だなあと思われてしまいます。
シンパシーという言葉を使う際には、相手が日本の人なのか英語圏の人なのかを見極めて使うのが良さそうです。