養生とは、新品の状態で傷がつかないように保護するものです。
養生は建設業などで多く使われることがあります。
エレベーター養生、手摺り養生、床養生など傷をつけないように努めます。
終了後は処分することになりますが、重要な役目を果たしています。
同じ養生でも体を気遣うことも養生すると言います。
漢字は同じなのですが、養生と言えば商品を保護する方が多く用いられます。
メーカー養生
大手企業で商品を納めるまえに養生を行います。
ステンレス製の時は、シワにならないように洗剤を付けてフィルムを張るみたいにします。
お客様に商品が届いてから、傷がついていたなどとクレーム防止にもなります。
精密機械などには必ずといっていいほど養生してあります。
携帯電話や新車など養生してあると安心感が湧きます。
床養生
建設現場で一番使われるのが床養生です。
色々な業者が立ち入るので、床養生は必須です。
床養生から始まり、最後まで残すのも床養生だと思います。
塗料のこぼれや、モルタルのこぼれ、フローリングの傷を防いでくれます。
その他、物品搬入の際に額縁にぶつけないようにガード板もあります。
ブルーシートやベニヤ板を養生テープでつなぎ合わせます。
車の養生
中古車を全面塗料する時、ガラス面、タイヤ、ライト類などを養生してガンで吹きます。
この時、用いられるのはマスキングテープで曲がり部分が多い車には最適です。
すぐ貼れてすぐ剥がせるので、後も残らない万能テープです。
ビニールはポリエステルを使用してますが、塗料浸透しないのがメリットです。
タイヤ部分は新聞紙を使用して、作業後はすぐ捨てられます。
引っ越しの養生
車両に荷物を積む際に、品物に養生を行います。
冷蔵庫に毛布を掛けたり、割れ物にはクッション性のビニール養生、出し入れの時は通路に床養生をして、傷を防いでいます。
壁にはプラスチックダンボールを用いて、クロスに穴が開かないように努めます。
毛布を使用すると傷がつかないのもありますが、滑らせることで力を使わずに済みます。