「けだるい」とか、「退屈である」というのが本来の意味ですが、日本語で、カタカナ表記のアンニュイは、フランス語の本来の意味とは、少し異なります。

日本語のアンニュイは、「つかみどころがない」とか、「感情の起伏がない」、「ミステリアスである」、「のんびりしている」などの意味で使われています。

語源はフランス語のennui からきています。

アンニュイ

アンニュイの意味は、「けだるい」とか、「退屈」など、倦怠感を表す言葉です。

肉体的な疲労で「元気がない」というよりも、「なんとなく気分が晴れない」、「やる気が起きない」といった精神的な面で、感じる倦怠感や、マイナスの気持ちが、「元気がない」と、他人から見て分かるように、表面に現れている様子をイメージした言葉です。

「アンニュイ」の使い方

「アンニュイ」の使い方は、雰囲気や、ものそのもののあり方など、目に見えない部分であるため、主観的に使われることがほとんどです。

日本語で、「アンニュイ」を使う時は、「神秘的」、「ミステリアス」、「のんびり」などの意味合いで、使うことが多いです。

物憂げな雰囲気のことを「今日はアンニュイな気分だね」とか、「アンニュイな一日」などと、使うこともあり、使い方は幅広いです。

また、アンニュイは、ファッション業界や、美容業界で、よく使われる言葉です。

ファッション業界でのアンニュイの意味は、「神秘的」、「ミステリアス」あるいは、「どこか儚げで大人っぽい雰囲気」といったどちらかといえば、ポジティブな意味合いで、使うことが多いです。

アンニュイの例文

アンニュイを使った例文をいくつかご紹介します。

彼女は、恋人と別れてから、なんとなく、アンニュイな雰囲気だ。

来週、アンニュイをテーマにした雑誌が出版される。

今日は、アンニュイなメイクにチャレンジしてみた。

最近、アンニュイなファッションが流行っている。

というように、本来の「物憂げな」とか「退屈な」といった使い方のほか、「アンニュイなメイク」、「アンニュイなファッション」など、ファッションや美容の場面で、使われることもあり、使い方が幅広い言葉です。

アンニュイの語源はフランス語! カタカナの「アンニュイ」の意味は、少し違う!

アンニュイは、もともと、フランス語の「ennui」が語源です。

本来の意味は、「物憂げな」とか、「退屈」といった、どちらかというと、マイナスなイメージを持つ言葉です。

しかし、カタカナ表記の「アンニュイ」は、「神秘的」とか、「のんびりした」といったように、ポジティブな意味合いで使われることが多く、フランス語の「ennui」とは、少し異なっています。

ファッション業界、美容業界でも、頻繁に使われますが、その意味は、「神秘的」とか、「どこか儚げで大人っぽい雰囲気」というように、本来の意味とは、異なった意味合いで、使われています。

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