三人寄れば公界は「三人集まったときには、そこはもう公の場所であること」。
つまり、そこで話したことはもはや秘密にはできないという意味も存在しています。
三人寄れば文殊の知恵は「三人で集まって相談をしていくことで、優れた知恵が生まれること」。
実際にそう言えるかは別としても、この言い方は結構メジャーでしょう。
「三人寄れば公界」の意味
三人寄れば公界とは、三人集まったときには、そこはもう公の場所であることです。
公の場所ということで、そこで話したことは秘密にはできない、公の事実となってしまうという意味で使っていく言葉になるでしょう。
この言い方はちょっとマイナーであると評価できます。
知っている人はかなり少なくなっていると評価できると思われます。
「三人寄れば文殊の知恵」の意味
三人寄れば文殊の知恵とは、三人で集まって相談をしていくことで、優れた知恵が生まれることです。
三人で集まって相談をすれば、たいがいは何らかの優れた知恵が出てくるだろうという意味で使っていきます。
この言い方はそれなりにメジャーであり、たくさんの人たちが知っている状況ではないかと思われるので、そこはポイントです。
「三人寄れば公界」と「三人寄れば文殊の知恵」の用法や用例
「一定人数が集まったときには、そこはもはや公共の場所とも言える状況だろう。
実際、三人寄れば公界という言葉もあるし、何かの話をするときには気を付けたい。」
「三人寄れば文殊の知恵という言葉があるように、複数人で相談などをしていくことで、それなりに有益な知恵が生まれると言えるのではないかと思うんだよな。」
三人寄れば公界と三人寄れば文殊の知恵は意味で区別ができる
三人寄れば公界と三人寄れば文殊の知恵は表記は似ていますけど、意味は異なっている面が確認できます。
使用するシーンが異なっていますし、そこはきちんと頭に入れておくべきでしょう。
こういった言い方は知名度の点でも差を感じられます。
基本的には三人寄れば文殊の知恵の方が有名であり、そこは知っておいた方がいいでしょう。