あら手は「新手と書き、新たな手口のこと。」

「新手口」と言い換えると分かりやすい。

しん手は「新手と書き、新たな一手のこと」。

「新一手」と言い換えると分かりやすい。

「あら手」も「しん手」もどちらも「新手」と漢字表記しますから、「あらて」と読むのか「しんて」と読むのか、迷うことがあります。

犯罪で使う「新手」は「あらて」と読み、囲碁将棋では「しんて」と読むのが通例です。

「あら手」は「新手」と表記して、新しい手口という意味です。

「あら手」は「新しいやり口、手口」という意味で、犯罪において過去に例がないやり口・やり方・手口のことです。

「新」は「あら」と読むのは、「あたらしい」が本来は「あらたしい」と読むことに起因しています。

そのことから「あら」と読ませているのです。

「あたて」では変に聞こえてしまいます。

「あら手」の「手」は「手口の手」という意味が有るのです。

「あら手の詐欺事件になった」と使います。

「しん手」は「新手」と表記して新しい一手という意味です。

「しん手」は「新しい囲碁将棋の一手」という意味で、囲碁将棋のタイトル戦などで、対局者が定石破りをして編み出した一手のことを言います。

「新手」を「しんて」と読むのは自然な感じがします。

普通は定石と言って過去に打たれて良い結果が出ている打ち方なのですが、状況により定石が通じない場合があるのです。

そのような時に「しん手」が生まれることになります。

囲碁の呉清源九段という人は数々の「しん手」を編み出したことで有名です。

「あら手」と「しん手」は紛らわしい。

「あら手」も「しん手」も「新手」と表記されることから、読むだけだと間違えやすい言葉になります。

発音されて初めてそう読むのだと分かります。

「あら手」は「新しい犯罪手口」なので犯罪関係に使い、「しん手」は「新しい一手」なので、囲碁将棋関係で使われると覚えれば間違えないでしょう。

しかし、「あら手の詐欺」とニュースで聞こえてくると「あら手」とは何のことがすぐには理解できません。

「あらたしい」から来ている言葉なので余計分かりづらいことになるのです。

「あら手」と「しん手」とは。

「あら手」は「あらたしい手口」がつまり「新手」となったものです。

「あたらしい手口」なのですが「あた手」とはならず本来の「あらたしい」が使われることで、変な感じがするのです。

ほとんどが犯罪の手口として使われています。

「あら手の詐欺事件」「あら手の住居侵入事件」と使います。

「しん手」は囲碁将棋の対局で編み出される「あらたな一手」という意味です。

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