我にもなくは「我を忘れること」。
何かをするときに無我夢中でといった意味で使っていきます。
あまり使用されていない言葉であると評価できるでしょう。
我知らずは「自分で意識していない状況のこと」。
意識しないで何かを行っているという意味であり、我にもなくに意味はそこそこ似ているという言い方ができると思われます。
「我にもなく」の意味
我にもなくとは、我を忘れることです。
基本的には夢中で何かをしているといったケースで使用しますから、そういう場面を覚えておくといいでしょう。
こういう言い方が使える機会はそれなりに多くあると思われます。
したがって、使いやすい表現になります。
しかし、実際はそこまで頻繁には見聞きしません。
知名度は低いと言えるのです。
「我知らず」の意味
我知らずとは、自分で意識していない状況のことです。
自分で意識をしていない中で、何かをするような場面で使用する言葉になりますから、意味は我にもなくとほぼ同じでしょう。
表記も結構似ているものの、意味も同様であると言えます。
また、知名度的にも似ているので、全体的に区別はしづらい状況となっていると思われます。
「我にもなく」と「我知らず」の用法や用例
「夢中になっているときには、意識が完全に消えているというか、我にもないような感覚が存在している。
そういう状況は誰にでもあるのではないかと思うんだ。」
「我知らずという状況はいろいろなケースで経験している可能性が高いだろうな。
多くの人たちが、意識していない中で何かをしているような状況になっているはずだ。」
我にもなくと我知らずは意味では区別しづらい
我にもなくと我知らずについては、意味としては結構近くなっています。
明らかな意味の差はありませんから、そこはしっかりと頭に入れておいてほしい部分であると言えるでしょう。
ともにマイナーな言い方になる可能性があります。
知っている人はいるでしょうけど、多数派とは言えません。
知らない人もかなり多くいると思われます。