ウツボは「ウナギ目ウツボ科の魚のこと」。
「海のギャング」と言い換えると分かりやすい。
ドクウツボは「最大で毒を持つウツボのこと」。
「最大ウツボ」と言うと分かりやすい。
日本では「ウツボ」は黒潮の流れる浅い海やサンゴ礁に好んで生息していますから、琉球列島や種子島、屋久島、高知県、房総半島、小笠原列島などにいます。
「ウツボ」は海のギャング
「ウツボ」はグロテスクな姿や鋭い歯、顎から獰猛なイメージがありますが、不用意に近づかなければ攻撃はしてこない温厚な面を持っています。
多くは毒を持っていませんが、「ドクウツボ」は神経毒の「シガテラ毒」を持っているため、注意が必要です。
「ウツボ」は九州や四国の一部、和歌山県などでは、食用としています。
たたき、刺身、空揚げ、てんぷら、竜田揚げなどの料理があります。
「ドクウツボ」は世界最大級
「ドクウツボ」は台湾やインド洋、太平洋、日本近海に広く分布している世界最大級の「ウツボ」になります。
普通の「ウツボ」が1m弱なのに対し約2m強にもなるのです。
暖かい沖縄に多く、広くインド洋、ハワイ諸島などの温かい場所に生息しています。
体内に「シガテラ毒」と言う神経毒を持っているため、普通は食べませんが、沖縄や台湾では食用としているようです。
その他の「ウツボ」とは
「トラウツボ」「ニセゴイシウツボ」「クモウツボ」「ハナヒゲウツボ」など日本には約50種が生息していると言われます。
体には様々な模様があり、バリエイションに富んでいます。
世界では15属185種、日本では10属57種が確認されています。
なお、「ウツボ」の名前は「矢を入れる入れ物、靭(うつぼ)」に似ていることから由来しています。
「ウツボ」と「ドクウツボ」とは
「ウツボ」は姿や歯などから「海のギャング」と言う異名を持ちます。
黒潮など暖かい浅い海やサンゴ礁に生息します。
日本では10属57種が確認されていて、世界最大級の「ドクウツボ」も生息しています。
「ドクウツボ」は主に沖縄にいます。
神経毒の「シガテラ毒」を持っています。
普通にの「ウツボ」は食用とされ、刺身や揚げものにして食します。