打製石器は「石を石で打ち、先をとがらせて作る刃物などのこと」。

「刃物」と言い換えると分かりやすい。

磨製石器は「石を砂で磨き作る斧や包丁などこと」。

「包丁」と言い換えると分かりやすい。

「打製石器」の使用は旧石器時代と言われ今から約200万年前から約1万年前になります。

「磨製石器」はそのあとの新石器時代に現れます。

しかし、日本では旧石器時代後期に既に現れたと言われます。

「打製石器」は石を割って作られたもの

「打製石器」は石を石で割り、とがらせることで作られたもののことです。

狩猟のための道具や魚を採る道具、調理のための道具、加工のための石、石斧などが作られています。

ナイフ状のものでは獣の皮をはぐこと、革をなめすこと、木を削ること、木を切ること、槍を創ることなどをしたものと言われています。

石器時代は前期、中期、後期に別れ、後期はホモ・サピエンスが台頭した時代になります。

「磨製石器」は新石器時代のもの

「磨製石器」現れたのは新石器時代になってからと言われ、砂や石などで石を磨いて道具を作るようになりました。

打製石器より鋭い石斧や石鎌、石皿、石臼、鏃などが作られました。

日本では、縄文時代が新石器時代となります。

「磨製石器」と共に「縄文土器」も使っていたと言うことです。

土器の使用と共に、農耕、弓矢、牧畜などが起こった時代となります。

「打製石器」は旧石器時代、「磨製石器」は新石器時代

「打製石器」は旧石器時代、「磨製石器」は新石器時代と言う分け方がありますが、日本では旧石器時代の次は縄文時代となります。

新石器時代の「磨製石器」の使用は旧石器時代後期に既に使われていたとされます。

縄文時代は火焔土器の使用、磨製石器の使用、竪穴式住居と集落の形成、貝塚、土偶、翡翠の装飾品などの特徴があります。

「打製石器」と「磨製石器」とは

「打製石器」は旧石器時代の道具で、石を石で叩き、割って刃物のようなものにした石器です。

主に刃物や石斧などになり狩猟や皮剥ぎ、料理などに使われました。

「磨製石器」は新石器時代の道具で、砂や砥石により鋭い刃物などを作っていました。

日本では後期旧石器時代から縄文時代に当たります。

世界の新石器時代は日本の縄文時代となります。

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