密度は「一定の体積に入っている質量のこと、混み合っている程度のこと」。
「人口密度」と言い換えると分かりやすい。
質量は「ものの嵩のこと、重力の原因となるもののこと」。
「嵩」と言い換えると分かりやすい。
「密度」は比重と関係があり、水の密度を1として、比較するものの1?当たりの重量を1で除した数値のことです。
「質量」はまた動きにくさの度合いのことと定義されます。
「密度」は質量と関係がある
「密度」はものの質量を体積で割った値のことです。
1?当たりの重さはそのものの密度に等しく、比重とも等しくなります。
密度の単位はg/?であり、質量の単位はg となります。
比重はものの密度/水の密度ですから、単位はありません。
一般的には人口の密集度合を表す「人口密度」として使い、「密度の高い仕事」などとも使います。
「質量」はものの嵩、ものの量のこと
「質量」は密度に体積を掛けた値です。
ですから「密度」が大きい物体は「質量」も大きくなります。
金属では「オスミウム、イリジウム、白金、金、銀」などが「密度」の大きい金属になります。
「なぜ重いのか」と言う質問は難しく、宇宙創成期に原子核同士が融合する時に重い原子核になったと言われています。
「質量」はgで表示されますが、重量とは異なります。
「重量の単位はN(ニュートン)」で、引力つまり重力加速度に引かれると言う点で「質量」とは区別されるのです。
物の量は質量、重さは密度・重量
「質量」はものが持つもの自体の量・嵩のことで、重力加速度など外部からの力を受けないものを言います。
無重力宇宙空間に存在している巨大質量の星は重いのに浮いているように見えます。
「密度」は重さのことで、単位体積当たりの重さにより決まります。
一般的には「混み具合」として理解されています。
「人口密度」などが良い例です。
「質量」と「密度」とは
「質量」は「密度×体積」のこと、「密度」は「質量÷体積」のことです。
「密度、比重、重さ」は体積が一定であれば同じ数値を示します。
例えば純金の密度は19.32g/?であり、比重は19.32、重さは19.32g/?であるのです。
「質量」はものが持つもの自体の嵩、量のことで重さとも同じ値となります。
「密度」は比重量のことで、「ものの混み具合」を表すものです。