心構えは「ものごとに対応するに当たり、事前に心の整理をすること」。
「心の準備」と言い換えると分かりやすい。
心得は「ものごとに対応するに当たり、常に心がけしておくこと」。
「心がけ」と言い換えると分かりやすい。
「心構え」は事前に行うもので、「心得」は常に心に決めておくものです。
「新入社員として心掛けることは何か」「営業マンとして心得ておくことは何か」などと使います。
「心構え」は何事にも対応できる心の準備のこと
「心構え」は物事に当たり、困ったことに素早く対応することを考えることや、ミスをしないために事前に考えておくことです。
そのような心の準備をしておけば、物事には自信をもって対応することが出来ます。
特に新しい、未経験のことであれば、なおさら必要なことになります。
「得意先にクレームで訪問する場合は事前に心構えをしておかないといけない」などと使います。
「心得」は常日頃心に決めていること
「心得」はいつも心に決めているものごとへの対応法のことです。
社会人としての「心得」はマナーや敬語、態度など常識的なことが多いものです。
また、「心得」のある人は物事を幾度となく経験し、どのようにすればよいのか分かっているのです。
「心得のある人は言動や立ち居振る舞いにそつがない」「心得たもので、すぐに対応してくれた」などと使います。
「心構え」が出来ていれば、経験が「心得」になる
事前の「心構え」をしておくと、物事に対応しやすくなりミスもせずそつなく経験を積むことが出来ます。
その経験が「心得」となってくるのです。
「心得」は「心掛け」とも似ています。
「こういう場合はこのようにすると良い」と言う経験を知っていれば、「心得」となり「心掛ける」ことになります。
失敗やミスをすると、次はそうはしないと言う経験からくる「心得、心掛け」になります。
「心構え」と「心掛け」とは
「心構え」は物事に当たり、事前に行う心の準備のことです。
大きな視点でどのように対応するべきかなどを考えておくことです。
もし、考えておかなければ自信をもってことに対応することはできません。
「心得」は常に心がけるべきもので、経験から生まれるものです。
「何をどのようにすればよいのか、どのような対応が良いのか」などが分かっていることです。