「傲慢」と「横柄」の違い・意味と使い方・使い分け

傲慢は「人を見下す、おごりたかぶっている様子のこと」。

人を見下している、偉そうにしているという意味があるのです。

横柄は「無礼で、人を無視したような態度をとること」。

人を見下している状況があるのは横柄も同じですけど、横柄というのは態度そのものを指すことが多いので、そこが傲慢という言葉との違いになると言えるのです。

「傲慢」の意味

傲慢とは、人を見下したり、おごりたかぶる様子のことです。

本人の性格や態度に関して使うようなことが可能となっており、具体的な態度としてそういう面が見られたときに使いますけど、それが何度も続いて、性格そのものが傲慢であると思えたときにも使えるので、いろいろなケースで使用できる便利な言葉であると言えるでしょう。

横柄とは、無礼な態度、人を無視するような態度のことです。

横柄という言葉は基本的には態度に対して使うもので、性格には使わないということが言えます。

傲慢という言葉と意味は似ているものの、そこが傲慢という言葉との違いになると言えるのです。

横柄という言葉を使うときには、その人自身の態度に対して使うようにするというのは覚えておきましょう。

「傲慢な性格や態度をしていると、人から嫌われることが多い。

基本的に多くの人たちは傲慢な人が嫌いだからだ。

だから、嫌われなく体ならば謙虚な人間でいるべきだ。」

「あの人ってさ、最近すごい横柄な態度になってない？昇進したみたいだから、地位は上がったと言えるけど、それにしても態度がものすごく大きくて、無礼に見えるというか、人を見下している感じなのよね。」

傲慢と横柄というのはそれぞれ性格と態度の両方に使うことができる、態度にしか使えないという違いはあります。

しかし、両方とも言っていることの内容はほぼ差がありません。

人を見下しているという点はどちらからも感じられ、同じようなニュアンスととれるでしょう。

ただ、実際にそういう人を見たときには、性格と態度どちらにも使える傲慢という言葉を使っておいた方が無難であると言えます。