補導は「非行防止の目的で少年少女に対して行われる警察官や補導員が行っている活動のこと」。
「声かけ」と言い換えると分かりやすい。
検挙は「容疑者特定のために行われる警察活動のこと」。
「逮捕」と言い換えると分かりやすい。
「補導」は未成年の少年少女を対象にした警察活動のことです。
主に声掛けや指導、警告などをします。
犯罪が疑われる場合は検挙となります
「補導」は犯罪防止の目的
「補導」は繁華街に集まっている未成年の非行少年や少女たちに対して、警察官や補導員が声を掛けることや指導・警告などを行う警察の独自の活動のことです。
保護者へ非行行為の連絡をして監督強化を促すことを行います。
既に、罪を犯している少年や虞犯少年と言われる場合が非行少年とされます。
徘徊をして飲酒や喫煙などをしている場合は、不良行為少年となります。
「検挙」は容疑者の特定をすること
「検挙」は逮捕前に犯罪立件をするために容疑者の特定を行うことです。
容疑が固まり次第「逮捕」となります。
「検挙」されれば、警察署に連行され取り調べを受けることになります。
その状況次第では「逮捕、拘留」となるのです。
未成年者に対する「補導」とは異なるものです。
「検挙」されれば「逮捕、拘留」となる流れになり易いものです。
「補導」と「検挙」は別物
「補導」あくまでも犯罪防止のために行われる警察の自発的な活動になります。
対象も未成年者で、「検挙」は原則しません。
声掛け活動や指導、警告程度のものになり保護者への連絡なども行われます。
「経過補導」のように継続的に行われることもあります。
「検挙」は警察活動のことです。
容疑者や犯罪の特定のために行われ、事情聴取や逮捕、拘留を視野にしたものです。
「補導」と「検挙」とは
「補導」は未成年の非行少年や虞犯少年、不良少年、犯罪被害者の少年などを対象に声掛けや警告、保護者への連絡などを行うものです。
未成年者が犯罪に染まらないようにすることが最大の目的です。
「検挙」は犯罪容疑を特定するために行われるもので、事情聴取や逮捕、拘留などを念頭に置いて行われます。
「補導歴」は成人に達すると破棄されますが、「非行歴」は残ります。