至当は「当然であること」。
言うまでもないとか、そういった意味で使用することができる表現なので、いろいろなシーンで使いやすいと評価できます。
正当は「正しいこと、道理に適っていること」。
至当の意味に似ている部分はあるものの、全く同じではありません。
正当の方が有名な言い方になるのではないかと思われる状況です。
「至当」の意味
至当とは、当然であることです。
言うまでもないという意味で使うことができる言葉になります。
使用できる場面は結構あるはずです。
ただ、知名度はそこまで高くはないので、知らない人も結構いるのではないかと思われます。
だから、見聞きする機会は多くないですし、どうしても馴染みは感じづらい面があると評価できるでしょう。
「正当」の意味
正当とは、正しいこと、道理に適っていることです。
正しいという意味で使用することが多いです。
至当とはやや意味が異なっているので、そこは覚えておきましょう。
知名度に関しては正当の方が高い状況と言えます。
したがって、こちらの方が使用頻度も高いと言えるでしょうし、そこに関しては知っておいた方がいいと言えるでしょう。
「至当」と「正当」の用法や用例
「この学校は非常に難易度が高い。
したがって、入試問題についても難しい状況は至当だろう。
そういう意味では、かなり勉強をしないと解ける問題はほとんどないと言える。」
「有給休暇は労働者の正当な権利であると言える。
したがって、こういったものを使うことを遠慮する人もいるかもしれないが、その必要は基本的にないはずだ。」
至当と正当は意味で区別ができる
至当と正当については意味は大きな違いはないですが、一応の違いはあります。
したがって、そこに関して知っておくべきです。
両者は意味において区別がしやすいと言えます。
また、正当はそこそこ有名な言い方ですが、至当はそんなに有名ではないので、そういう部分に関しても区別できる箇所になりますから、覚えておくといいでしょう。