ダメだしは「欠点を指摘してやり直しをさせること」。
「欠点指摘」と言い換えると分かりやすい。
注意は「悪い結果にならないように気を付けること、良くないことを指摘すること」。
「気を付ける」と言い換えると分かりやすい。
「ダメ」はここでは「欠点、改善点」などのことで、本来は演劇の役者に改善を求めたものでした。
「注意」は自分で行う場合と、他人から受ける場合があります。
「ダメ出し」は改善のため
「ダメ出し」は改善してもらうために行うものですが、相手を否定するために行うこともあります。
「ダメ、欠点、改善点、注意点」は出すことで、よりよいものにしてもらうためのものです。
場合によっては「やり直し」を命じることになります。
良く、監督などの立場にある人が役者や俳優などに出しています。
一般的に使うことも多く、仕事でも使います。
「注意」は気を付けること
「注意」は自分で行う時は、失敗しないように気を付けることです。
他人が「注意」をするときは、留意点を説明することや、危険を知らせること、「ダメ出し」を行うこと、禁止させることなどがあります。
「明日の遠足について注意点を説明します」「登山は落石や滑落の危険があるので注意してください」「仕事がずさんだったのでダメ出しをして注意をしてやり直させた」「廊下を走ることは禁止と注意した」と使います。
「ダメ出し」は「注意」だけの手段ではない
「ダメ出し」は「注意」をすることですが、それで相手が納得し良い方向になれば良いのです。
しかし、意見の出し合いなど議論をしている時は相手の意見に「ダメ出し」を行い否定する手段に使います。
「あなたの言うことには重大な欠点があり、賛成をするわけにはいきません」「一部を切り取って批判することは論点のすり替えですから、間違えています」などと使います。
「ダメ出し」と「注意」とは
「ダメ出し」は相手の欠点を指摘して「注意」をすることです。
改善してもらうために通常は行いますが、相手を潰すために行うことも時としてあります。
「注意」は気を付けることですが、他人に対しては、留意点や危険な点の指摘、禁止させるためなど手段などに使います。
アドバイスより強いもので、警告より弱いものになります。