とにかくは「いろいろな事情をとりあえず無視してという意味のこと」。
事情が存在している点は知っているが、それに関しては一旦置いておいてという意味で使う言葉です。
兎にも角にもは「それはさておきという意味のこと」。
意味としてはとにかくとあまり変わらないでしょう。
区別はしづらい表現になるのではないかと思われるのです。
「とにかく」の意味
とにかくとは、いろいろな事情をとりあえず無視してという意味のことです。
つまり、他の事情を考慮しないで、何らかの物事を行う、行動に移すという意味で使う言葉です。
かなり有名な表現であり、多くの人たちが無意識のうちに使用したことがあるはずです。
日常生活でよく見聞きする表現になるのではないかと思われるのです。
「兎にも角にも」の意味
兎にも角にもとは、それはさておきという意味のことです。
意味としてはとにかくとほぼ同じです。
特定の事情などはとりあえず置いておいてという意味で使っていきます。
したがって、意味において確実に区別をすることはできないでしょう。
基本的には同じ場面で使える表現になるので、そこに関して理解しておくといいと思われます。
「とにかく」と「兎にも角にも」の用法や用例
「今はとにかくこの仕事を終わらせることだけ考えよう。
お腹は空いているし、睡眠もとらないといけないが、これを片付けることが最優先であると言えるはずだ。」
「兎にも角にも今回のミスの最大の原因は指示の明確さが足りなかったことだろう。
それ以外の原因もあるかもしれないが、大きいのはこういった部分になるはずだ。」
とにかくと兎にも角にもは意味は同じと言える
とにかくと兎にも角にもに関しては、意味は特に変わりません。
これらの言葉は同じ場面で使っていく表現になります。
したがって、意味は同じであると認識しておくべきでしょう。
ただ、一般的にはとにかくの方が使われやすいと言えるので、そこに関しては知っておくといいです。
両者はそういう部分で区別をしていくことができるでしょう。