震えるは「何らかの原因で自らが小刻みに動くこと」「身震い」と言い換えると分かりやすい。
揺れるは「何等かの原因で不安定になり動くこと」。
「動揺」と言い換えると分かりやすい。
どちらも自動詞で「自らの動作」ですが、強いて言えば「震える」は自らの動きで起きること、「揺れる」は外部からの原因で自ら動くこと、動かされることです。
「震える」は小刻みな動きのこと
「震える」は比較的小さな動きと言えます。
地震で地面が震えることは大きな動きですが、体や心が震えることは小さな動きとなります。
「寒さや恐怖のせいで身震いが起きた」「戦で武者震いをした」「高熱が出て体に震えがきた」「手足が震える病気」、「震」を使った熟語は「地震・震源・震動・震撼・耐震・余震」などがあります。
「揺れる」は比較的大きな動きのこと
「揺れる」は比較的大きな動きと言えます。
地震で人や建物が「揺れる」場合は小刻みもありますが、少しの揺れ、中ぐらいの揺れ、大揺れなど比較的大きな動きが多いようです。
「揺」は「出で揺り動かすこと」ですから、大きな動きと言えるのです。
「高層ビルが大揺れになった」「揺りかご」「心が大きく動揺した」などと使います。
「震える」と「揺れる」の動きについて
「震える」は地震などの自然現象の震動により「小刻みにガタガタと動くこと」、または「工事現場などで近くにいる時にビリビリと震えること」などを言います。
「揺れる」は「振り子が左右に大きく揺れること」、「地震で建具やシャンデリアがユラユラと揺れること」、「船で前後左右にユックリと揺れること」などを言います。
「震える」と「揺れる」とは
「震える」は何等かの原因を受けて、自らが「小刻みな動き」をすることです。
「寒くて体が震えた」「恐ろしさで身震いをした」「手足に震えがきた」「地震でガタガタとテレビが震えた」などと使います。
「揺れる」は何等かの原因を受けて、自らが「やや大きく動くこと」です。
「地震で建物がユラユラと揺れた」「船に乗ると前後左右にユックリと揺れる」などと使います。