読破は「難解な書物を最後まで読み切ること」。
難しいことが書いてある本について、最後まで読むという意味ですが、たまに使われる表現です。
読了は「すっかり読み終わること」。
何かを読み終えるという場面で使っていく言葉になるでしょう。
ただ、読了は多くが知らない、そんなにメジャーな表現ではないと評価できるのです。
「読破」の意味
読破とは、難解な書物を最後まで読み切ることです。
何らかの書物を読み終える必要があるわけですが、対象になるものはどんな書物でもいいわけではなく、それなりに内容が難しいと言えるものじゃないといけません。
その条件があるので、そこは大きなポイントになります。
だから、読破という言葉を使える機会はかなり限られると思われます。
「読了」の意味
読了とは、すっかり読み終わることです。
意味は読破と似ていますが、こちらは難しい書物である必要はないので、そこに関して覚えておくといいでしょう。
読破は難しい書物という条件がありますけど、読了についてはそういう部分がないので、読了に関しては割と幅広いシーンで使うことができると評価できる可能性が高いでしょう。
「読破」と「読了」の用法や用例
「この啓発本は書いてあることが難しいけど、タメになることが書いてあるから最後まで読みたいと思う。
読破したときには、非常に多くの知識が溜まっているはずだ。」
「この小説は非常に長かったが、ようやく読了できそうだ。
でも、これだけ長く同じ作品を読んでいると、いよいよ終わってしまうのが残念に感じられるけどね。」
読破と読了については意味はほぼ同じ
読破と読了に関してはどちらも何らかの書物を読み終わるという意味で使っていく言葉になります。
したがって、意味は大して変わらないと言えるでしょう。
でも、読破は難しい書物を読み切るという意味であり、そういった部分において読了とは異なっています。
読破に関しては限られた場面じゃないと使えない言葉と評価できるのです。