成程は「相手の話に納得しているときに使う相槌のこと」。
「納得」と言い換えると分かりやすい。
確かには「相手の話が本当であることを聞きながら確認しているときに使う相槌のこと」。
「確認」と言い換えると分かりやすい。
どちらの言葉も相槌になります。
相手のことを信頼しているので出る言葉で、目上、目下に関係なく使える言葉になります。
「成程」は納得したときの相槌のこと
「成程」は分からないこと、難しいこと、疑問に感じていたことなどを分かりやすく説明をされた時に発する言葉になります。
「成程、そうだったのか」ということです。
「成程ねぇ、それで分かりました」「成程、おっしゃる通りですね」「成程、その件については勘違いをしていたようです」「成程、成程、そのようにすればよろしいのですね」などと使います。
「確かに」は確認の相槌のこと
「確かに」は既に知っている話や相手の話が正しいと感じられた時または自分と同意見の時などに発する相槌のことです。
「確かにそうですね」「確かにそのようなことがありました」「確かにおっしゃる通りです」「確かにそれは本当のことです」「確かに、私もそのように思います」「確かには英語ではシュアリィまたはシュアという」などと使います。
「成程・確かに」以外にも多くある相槌
相槌の種類は多く、「フーン・へー・はい・そうですね・それから、そして、ええ、本当ですか、嘘でしょう、ありがとうございます、と、おっしゃいますと」などがあります。
仲間うちの会話では「フーン、へー、それから、うそー、ほんとう、ヤダァ、いいなぁ」などになり、目上には「ありがとうございます、と、おっしゃいますと、はい」などを使います。
「成程」と「確かに」とは
「成程」は相手の話に納得がいく場合や同調する場合などに使います。
「成程、それで分かりました」「成程、おっしゃる通りです」「成程、成程」などと使います。
「確かに」は相手の話に真実味を感じているときに使います。
「確かに、不味いことですよね」「確かに、そうかもしれません」などと使います。
相槌には「引き取り、同調、驚き、確認、感謝、切り返し、促し」があります。