面白さは「面白いこと、面白い程度のこと」。

「感情」と言い換えると分かりやすい。

面白味は「面白く感じるもののこと」。

「趣向」と言い換えると分かりやすい。

どちらの言葉も形容詞「面白い」の派生語で、名詞になります。

「面白さ」は「おもしろいこと、面白い程度」のことです。

面白いという感情のこととも言えます。

「面白味」は「面白いと感じる趣向」のことで、より具体性があるものです。

「面白さ」は面白い感情のこと

「面白さ」は面白いという感情、気持ちのことです。

形容詞「面白い」が単に名詞になったものですから、「面白いこと」「面白く感じる程度」などの意味になります。

「面白いは愉快な気持ちのこと」「面白いは笑えること、興味がわくこと」などです。

「この小説にはもっと先が読みたいという面白さがあります」「どれ程の面白さか口では表せません」などと使います。

「面白味」は趣向のこと

「面白味」は「面白いと感じる対象、興味がわく対象」のことです。

「小説の筋書きに面白味を感じて読んでいる」「あのイベントには面白味がある趣向がこらされている」「面白味のない人間はもてない」「面白味を感じるドラマ」「興味もわかないが面白味もない」「ユーモアのセンスがある人は面白味もある」「演芸には面白味が不可欠だ」などと使います。

「面白味」があるので分かる「面白さ」

演劇や映画、小説、漫画などには「面白味」が必ずあるもので、それがあるから「面白さ」を感じることができるのです。

工夫を凝らした「面白味」を考えれば、興味が沸き魅力のあるものになります。

時代劇でも勧善懲悪という「面白味」が根本にあり、殺陣の山場があれば「面白さ」は倍増します。

推理ドラマも謎解きという「面白味」のシーンがあるので「面白さ」を感じるのです。

「面白さ」と「面白味」とは

「面白さ」は「面白いこと」、「面白味」は「面白く感じる趣向や工夫のこと」です。

どちらも形容詞「面白い」の派生語です貸せ、意味合いに少しの差があります。

「面白さ」は「面白いという感情、程度のこと」を言い「面白味」は面白く感じる「対象、趣向、工夫」などのことです。

例えば「完全懲悪、殺陣、謎解き」などになります。

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