ブナは「仲間にクリがある落葉広葉樹のこと」。

「クリ」と言い換えると分かりやすい。

ナラは「ブナの仲間で落葉広葉樹のこと」。

「コナラ」と言い換えると分かりやすい。

「ブナ」も「ナラ」も広葉樹の代表で日本中に自生をしていますが、特に有名な原生林は白神山地のブナの森で世界自然遺産に登録されているものです。

「ナラ」は「ブナ科」のコナラ属になります。

「ブナ」は温帯の広葉樹の代表

「ブナ」は温帯地方に自生する落葉広葉樹のことです。

日本には全国に分布しますが、特に白神山地の大原生林は自然遺産になっています。

葉は卵型で先が尖っています。

「ブナ科」は「ブナ属・コナラ属・シイノキ属・マテバシイ属・クリ属」などに分かれます。

すべてどんぐりが成りますが、人間の食用になるものは「クリ属」になります。

どんぐりのなる常緑樹も中にはあります。

「ナラ」は「ブナ科」のコナラ属

「ナラ」はブナの仲間で「コナラ属」になります。

英語の「オーク」に似た高級材なのですが、昔の日本では固いことから加工が出来ず薪やとして利用がされていました。

また、仲間のクヌギなどの原木はシイタケ栽培に使われています。

「ナラ材」は固いこと、耐水性があること、柾目にトラフ模様があること、高級材のオークに似ていることなどがあり、ウィスキーの樽や家具などに利用されています。

「ブナ」と「ナラ」の漢字とは

「ブナ」は漢字では「山毛欅」と書きますがこれは中国の別のものになります。

日本では「?」と書き「ブナ」と読ませていました。

「無い木」ですから、何が無いのかと言うと「役に立たない木」という意味になります。

特に「ミズナラ」は水が多く出て腐りやすいと言われ、評価は低いものでした。

「ナラ」は「楢」と書き、「酋」は酒の器から司る役人の意となり、長の意味になったものです。

「木の長」の意味になります。

「ブナ」と「ナラ」とは

「ブナ」はブナ科の広葉樹です。

「ナカ」はブナ科のコナラ属になります。

「ブナ」は「どんぐり」がなることで有名ですが、食用になるものは「クリ属」のクリになります。

「ブナの森」で白神山地は世界にもまれな大原生林として世界自然遺産に登録されています。

「ナラ」は「ブナ科」の一つの属ですが、高級材として使われています。

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