ブランクは「空白のこと、活動が停止する期間のこと」。
「停止」と言い換えると分かりやすい。
スランプは「活動が停滞する期間のこと」。
「停滞」と言い換えると分かりやすい。
日本人には「ブランク」と「スランプ」と言う言葉を混同することがあります。
似た言葉でもあり、意味もどこか共通するものを含んでいるためかも知れません。
「ブランク」は空白のこと
「ブランク」は一義的には「空白」のことですが、活動をしていない期間のことも言い、意図的に設定するものです。
例えば、病気で長期療養している場合、仕事はできませんから、その人にとっては人生の空白期間とも言えるのです。
それをブランクと言うことがあります。
スポーツでも継続していたのに何らかの事情で止めてしまい、また、始めた場合にも使います。
「スランプ」は精神的な停滞のこと
「スランプ」は活動が意図しないのに出来なくなることです。
順調に活動をしていたのに、急に停滞期間に入ってしまうことを言います。
これは意図しているものではなく、精神的なものになります。
焦って強いて行おうとすればなおさら「スランプ」は強くなりますから、しばらく「ブランク」を置くことが良いのです。
誰にでもそのようなことは起きる可能性があるのです。
「ブランク」と「スランプ」の混同
「ブランク」と「スランプ」は活動が停止することや停滞することが似ているので、間違えて使用されることがあります。
一番の相違は「意図しているのか、意図していないのか」と言う点にあります。
「スランプ」なのに「ブランクが治らない」「ブランクを脱却したい」などと誤用してしまいます。
「スランプ」を「ブランク」と誤用することが多くなります。
「ブランク」と「スランプ」とは
「ブランク」は空白の意味ですが、活動の空白と言う意味でも使います。
意図している空白のことですから、意図しない精神的な停滞期間の「スランプ」とは全く異なるものですが、良く間違えることがあります。
語感が似通っていることと、意味合いに共通するものがあるためかも知れません。
「ブランク」を「スランプ」の意味で誤用することがあります。