起草は「草案や草稿を書き起こすこと」。
何らかの文章の下書きを書くという状況で使っていく言葉になります。
多くの人は使わない表現でしょう。
起筆は「何かを書き始めること」。
文章を書くときにも使えますが、書道において割と使用されやすい言葉です。
書道における書き始めという意味があるので、そこは覚えておきましょう。
「起草」の意味
起草とは、草案や草稿を書き起こすことです。
何らかの文章に関する下書きを書く際に使うので、そういうシーン限定の言葉になってしまいます。
したがって、特定の職業の人であればよく使う表現になるものの、そうじゃない人にとっては滅多に使用しない表現という言い方ができるでしょう。
でも、起草を知っている人は多くいるはずです。
「起筆」の意味
起筆とは、何かを書き始めることです。
執筆を始めるという意味では、起草に似ている意味と言えるでしょうけど、こちらは細かい条件などは特にありません。
したがって、どんなものを書き始めるケースでも使用できると言えるでしょう。
ただ、実際は書道において使用される傾向にある言葉なので、そういった部分を頭に入れておくといいです。
「起草」と「起筆」の用法や用例
「今回の小説の起草をしてみたのだが、自分としては割と面白いアイデアが生まれたと思っている。
これから他人の評価を実際に聞いてみたいと思っているのだが。」
「書道においては、起筆の瞬間が非常に大切である。
そこで失敗すると、それ以降に関しても満足いくものにはならないからな。
だから、神経を集中させないといけないのだ。」
起草と起筆は使用する場面が違う
起草と起筆に関してはなんとなく似ている表現に見えるでしょう。
しかし、両者は使用する場面いおいて、違いが存在していると言えます。
起草は何らかの原稿を書いていくときに使いますが、起筆はこれといった場面に関係なく使うことができる言葉です。
でも、書道で使うケースが特に顕著と言えるので、そこは覚えておくといいでしょう。