遠回しは「間接的であること」。
いろいろな場面での使用があり得ますが、何らかの話をするときにストレートに言わないという意味で使われるケースが多いです。
後回しは「特定の作業をする順番を後に回すこと」。
つまり、当初の予定を変えるという意味合いが込められています。
順番を後にするという点がポイントと言えるのです。
「遠回し」の意味
遠回しとは、間接的であることです。
やや漠然とした意味ですけど、一般的には何かを伝えるときに、ストレートに言わないという意味で使われます。
それ以外の意味で使用されるケースはあまり多くないでしょう。
遠回しに関しては、ある程度使用する場面が限定されていますから、そこまで頻繁に見聞きする表現ではないと言えるでしょう。
「後回し」の意味
後回しとは、特定の作業をする順番を後に回すことです。
本来は先にやるつもりだったのに、何らかの事情によって、それを後にやらないといけなくなったときに使います。
後回しという表現は日常生活でそれなりによく耳にしますし、こういう状況は実際にたまにありえるので、多くの人たちにとって馴染みを感じやすい言葉になるはずです。
「遠回し」と「後回し」の用法や用例
「相手を傷つけないように遠回しな言い方をしておいたが、逆にこちらの言っていることがちゃんと伝わっていない可能性もある。
そうなると非常に困るんだよな。」
「とりあえずこの仕事は後回しで、納期が迫っている仕事からやっていこう。
納期に余裕がある仕事は、とりあえず今のところは手を付けないでいいだろうと思うんだ。」
遠回しと後回しは使用する場面が異なる
遠回しと後回しについては表現としては似ていますけど、使用する場面に違いがあります。
遠回しは直接的ではない、間接的な物言いをするときによく使われますが、後回しは特定の作業などの順番を後にするというときに使っていきます。
したがって、これらの言葉は区別できる点がちゃんとあるので、そこについて認識しておいてほしいです。