冒すは「してはならないことをすること、何らかのものが侵入して害を与えること」。

危険を冒すといった場面でも使いますが、何らかの病原菌が身体を冒すという意味でも使っていくことになるでしょう。

蝕むは「少しずつ侵して、状態を悪くしていくこと」。

何かが侵入したことにより、そこの状態がどんどん悪くなっていくケースで使う言葉です。

「冒す」の意味

冒すとは、してはならないことをすること、何らかのものが侵入して害を与えることです。

本来やるべきじゃない、やってはいけないことをするときに使われますけど、病気になった際にも使われる言葉です。

病気に冒されるといった表現を実際に使っていくので、そういった場面については特に覚えておいた方がいいと思われるのです。

「蝕む」の意味

蝕むとは、少しずつ侵して、状態を悪くしていくことです。

かなりネガティブな言葉であり、特定のものの状態がどんどん悪くなっていくケースで使います。

この蝕むに関しても、病気になったときによく使われる言葉であり、何らかの病気の原因が身体を蝕んでいくといった意味で使用されることになるのです。

そういう使い方はメジャーです。

「冒す」と「蝕む」の用法や用例

「世の中にはいろいろなウイルスが存在している。

そういった存在は人間の身体を冒していく可能性がある。

実際、いろいろなウイルスによって人間が死んだ歴史はあるわけだ。」

「この機械は少しずつさびてきているな。

自然現象みたいなものだから、ある程度はしょうがないと思うけど、今後はさらに蝕まれるような状況になるのかもしれない。」

冒すと蝕むは同じような意味で使える

冒すと蝕むはともに特定の存在に害を与える、悪影響を与えるという意味で使っていきます。

したがって、割と意味は似ていますし、両方とも同じようなケースで使っていくことが可能な言葉になります。

ただ、冒すにはしてはならないことをすることという意味も一応あるので、同時にそこに関しても知っておく必要があるでしょう。

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