横転は「何かが横向きに倒れている状況のこと」。
たいていは事故が起きたシーンなどで使われる言葉と言え、それ以外ではあまり見られない表現です。
横倒しは「それまで立っていたものが横に倒れる状況のこと」。
立っていたものが倒れるという点は特徴的です。
横転とは違う場面で使っていくことが多いと評価できると思われます。
「横転」の意味
横転とは、何かが横向きに倒れている状況のことです。
何らかの出来事をきっかけにして、そういった倒れ方をするシーンで使う言葉ですが、原因となるのは事故が多いです。
また、ある程度サイズが大きいものに対して使っていきます。
したがって、横転を実際に目撃するケースはほとんどないでしょう。
かなり珍しい光景になります。
「横倒し」の意味
横倒しとは、それまで立っていたものが横に倒れる状況のことです。
立っていたものが横に倒れるという点はポイントです。
そして、横倒しの場合には事故などの場面ではなく、割と日常的な光景の中で使われることがあります。
したがって、わざわざ横倒しという表現を使う機会はそこまで多くないと言える可能性も考えられるでしょう。
「横転」と「横倒し」の用法や用例
「近所で交通事故が起きたらしいけど、自動車が横転していたよ。
よほど激しい衝撃があったんだろうな。
運転手は無事なのか、そこが非常に気になってくるんだよな。」
「この台風でいろいろな被害が出ているみたいだけど、俺が見たところではお店の立てかけてあった看板が横倒しになっていた。
それくらいに強い風が吹いているわけだ。」
横転と横倒しは同じような光景と言える
横転と横倒しに関しては、何らかの原因によって特定のものが横向きに倒れている状況を指しています。
したがって、光景としては同じようなものに見えると言えるでしょう。
横転は事故が原因となって起きることが多いですが、横倒しはいろいろな原因によって起きることがあるので、そういった部分について覚えておくといいと思われます。