「アイスクリーム」と「ジェラート」と「シャーベット」の違い・意味と使い方・使い分け

冷菓と呼ばれ、冷凍庫で保存するお菓子の代表格であるアイスクリームとジェラートとシャーベット。

どれも凍らせたお菓子であることは同じですが、アイスクリームは牛乳などを文字通りクリーム状にしたもので、ジェラートは果汁が多いためにアイスクリームよりも風味が濃く、シャーベットは果汁を凍らせているのであっさりした印象。

アイスクリームの特徴

アイスクリームは牛乳または乳脂肪などに砂糖や卵、ゼラチンなどの安定剤、香料などを混ぜて撹拌しながら急速に空気を含ませつつ凍結し、クリーム状にしたお菓子のことを指します。

基本的に乳脂肪分が3.0%以上のものがアイスクリームとされますが、さらに細かく分けると、8％以上をアイスクリーム、3％以上をアイスミルク、それより低いものをラクトアイスと呼んでいます。

ジェラートはイタリア語で「凍った」という意味で、凍ったお菓子全般を指します。

一般的なアイスクリームよりも果汁や果肉を多く使用していることが多く、空気含有量も少ないので濃厚でなめらかな食感です。

アイスクリームは乳脂肪分が8％以上と定義され、ほとんどが乳脂肪分が8％未満であるジェラートは、日本のではアイスミルクやラクトアイスとなります。

シャーベットはアイスクリームの起源となった冷菓で、もともとは果物などでできたシロップに水を加え、氷で冷やした飲み物を意味するアラビア語の「シャルバート」が語源です。

現代では果汁や果肉のピューレを攪拌しながら凍らせた冷たいお菓子のことを指します。

乳固形分8%以上のものをアイスクリームと言うのに対し、3.0％未満のものを氷菓と呼び、シャーベットはこれに分類されます。

冷やして作られた冷菓のうち、アイスクリームは牛乳などを凍らせたお菓子で、ジェラートはアイスクリームよりも果汁や果肉が多く、空気の含まれている量が少ない。

シャーベットは果汁や果肉のピューレを凍らせたお菓子。

ちなみに乳脂肪分は、アイスクリームが8％以上、ジェラートはほとんどが8%未満、シャーベットは3％未満である。