万世不易は「永久に変わらないと言える状況のこと」。
何らかの部分が永久に変化しない、そう言い切れる場面で使っていく言葉です。
だから、使用できる機会はあまり多くありません。
万世不朽は「朽ちることが永遠にないと言える状況のこと」。
永遠に状況が変わらないという言い方もできますから、万世不易と同じような意味の言葉と評価できると思われるのです。
「万世不易」の意味
万世不易とは、永久に変わらないと言える状況のことです。
今まで変化がなかった、これからもないはずだと言い切れるようなものに対して使っていきます。
実際にこの言葉が当てはまる状況は多くないので、使用できるシーンはあまりないと思われます。
全く変化が起きないものというのは、現実においてなかなか考えられないものですし、かなり希少と評価できますから。
「万世不朽」の意味
万世不朽とは、朽ちることが永遠にないと言える状況のことです。
朽ちることがないずっとないというのは、永遠に変わらないと同じ意味になるので、万世不易に近い意味と評価できると思われるのです。
でも、朽ちることが絶対にないと言えるものはなかなかありませんし、現実的に使う機会があるかと言えば、あまりないと言える可能性が高いでしょう。
「万世不易」と「万世不朽」の用法や用例
「この国の平和はこれからも万世不易であるはずだ。
この国では平和こそが象徴であり、そこに関してはこれまで特に変化はなかった。
これからもそうであると願いたいよ。」
「世の中には偉人という存在がいるが、そういった人たちの名声はこれからも万世不朽と言えるだろう。
彼らに関しては、これからも世の中で語り継がれることになるはずだ。」
万世不易と万世不朽は意味はあまり変わらない
万世不易と万世不朽に関しては、両者の意味はあまり変わりません。
ともに永遠に変わらない状況を示した言葉になるので、そこまで違いは存在しないと言えるでしょう。
ただ、万世不朽に関しては朽ちることがないという言い方もできますから、万世不易とは若干ニュアンスが異なっていると言えるでしょう。
そこも理解しておくといいです。