大同団結は「多くの団体や政党などがそれぞれの細かい考え方違いを無視して、一時的に団結すること」。

必要に応じてそういった状況になるわけですが、永遠にその状況とは言えない点が特徴です。

同心協力は「心を一つにして協力しながら、みんなで団結して物事に当たること」。

誰もが主体になれる言葉なので、団体や政党である必要はありません。

そこが特徴的と言えます。

「大同団結」の意味

大同団結とは、多くの団体や政党などがそれぞれの細かい考え方違いを無視して、一時的に団結することです。

政党は本来、それぞれで考え方が異なっており、対立している状況が普通であると言えるはずです。

しかし、ときにはそういった政党が考え方の違いを考慮せずに、協力することがあるのです。

ただ、あくまでも一時的にですが。

「同心協力」の意味

同心協力とは、心を一つにして協力しながら、みんなで団結して物事に当たることです。

大同団結と同じような意味の言葉になっていますけど、同心協力に関しては、政党などではなく、一般的な人々を対象にしていきます。

国民がみんなで団結するような状況を示しているので、そこに関しては大きな違いと評価できる状況でしょう。

「大同団結」と「同心協力」の用法や用例

「国が危機的な状況にあったときには、政党は本来の対立する状況を忘れて、大同団結しないといけないだろう。

そうしないと危機的状況を乗り越えることができない場合もあるはずだから。」

「国が危機的状況にあるときには、国民全員が同心協力しないといけないときもあるだろう。

みんなの協力がないと、そういう状況を乗り越えることができない場面は十分に考えられる。

大同団結と同心協力は力を合わせる主体に違いがある

大同団結と同心協力については、どちらもみんなで力を合わせるという意味の言葉になります。

そういう意味では、かなり近い意味の表現であると言えるはずです。

しかし、大同団結は主に政党などにおいて使っていく言葉ですけど、同心協力は国民などに関して使っていく言葉と言えます。

だから、こういう部分で区別をするといいのです。

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