自国は「自分の国のこと、自分が生まれた国のこと」。
自分の国という漠然とした意味で使っていきますが、基本的には話し手にとっての出身国であることが多いです。
割と見聞きしやすい表現と言えます。
本国は「その人にとっての出身国のこと、植民地になっていない国のこと」。
どちらかと言えば、前者の意味で使われやすいです。
ただ、後者の意味に関しても一応覚えておいた方がいいと言えるでしょう。
「自国」の意味
自国とは、自分の国のこと、自分が生まれた国のことです。
基本的には話し手が自分の出身国について言及する際に使われることが多いです。
自国という表現はかなり有名なので、それなりに高い頻度で使用されますが、自国とほぼ同じ意味の別の言葉がいくつかあるため、そっちが使われるケースもそれなりにあると言えるでしょう。
したがって、そんなに頻繁に見聞きする言葉とは言えないはずです。
「本国」の意味
本国とは、その人にとっての出身国のこと、植民地になっていない国のことです。
基本的には前者の意味で使われやすいですけど、後者の意味で使われることもあります。
本国という表現は実際はそんなに使われません。
自国と同じような意味は持っているものの、自国と比べると使用頻度は低いと言えるはずです。
でも、全く聞かない表現ではないため、意味はきちんと理解しておいた方がいいと思われます。
「自国」と「本国」の用法や用例
「世界では今もどこかで戦争が行われている。
自国がそういう舞台になったら非常に悲しいが、今後絶対にそうならない保証もないわけだから、決して他人後ではない。」
「植民地というのは本国の経済的利益のために存在していると言っていい。
本国で作られたものは基本的にその植民地で売られることになり、安定した収入が手に入るわけだ。」
自国と本国は使用頻度に違いがある
自国と本国はどちらもその人にとっての出身国、生まれた国という意味を持っています。
したがって、同じような意味がある言葉なのです。
でも、本国は植民地ではない国という意味があり、事実上植民地を持っている国を指すこともあります。
そして、自国と本国では、基本的には前者の方が頻繁に使用される状況と評価できるはずです。