アコーディオンは、左右非相称の蛇腹楽器です。

右手で主旋律を奏で、左手で蛇腹を動かして空気を送り音を出します。

バンドネオンは、左右相称の蛇腹楽器で両側にボタン式鍵盤がついており、両手で蛇腹を押し引きして音を出します。

アコーディオンは右手側をバンドやベルトで身体に固定して演奏しますが、バンドネオンは膝の上に乗せて演奏することが多いです。

「アコーディオン」について

アコーディオンは、左右非相称の蛇腹楽器です。

右手側をバンドやベルトなどで身体に固定して、左手側で蛇腹を動かしながら空気を送り音を出します。

右手側にはボタン式鍵盤、もしくはピアノ式鍵盤が並んでおり、主旋律を奏でます。

日本でよく見かけるアコーディオンは右手側がピアノの鍵盤のようになっているものです。

左手側には、ベース音や和音を鳴らすためのボタンが付いていることが多いです。

「バンドネオン」について

バンドネオンは、中型の蛇腹楽器です。

アコーディオンと違って、左右相称の楽器で、両側から同時に押し引きをして演奏するので、大きな音を出すことが出来ます。

また、スタッカートなどの鋭い音も演奏することが出来ます。

タンゴの演奏楽器として良く使われていますが、クラシックなど他ジャンルの演奏にも広く使われています。

身体と楽器をつなぐ肩紐などは無く、膝の上に乗せて座って演奏することが多いです。

側面についたボタンを押して演奏します。

「コンサーティーナ」について

アコーディオン、バンドネオンに良く似た楽器として「コンサーティーナ」があります。

コンサーティーナは、側面が六角形や八角形をしており、バンドネオンと同じように左右相称で両側から蛇腹を押し引きして演奏します。

重さは1,2㎏と他の蛇腹楽器に比べてかなり軽量ですがメロディーも和音も弾くことができ、野外のコンサートなどでも使い勝手がいい楽器です。

民族音楽やクラシック音楽など、広い分野で使われています。

アコーディオンを元に発明された楽器で、バンドネオンはコンサーティーナを更に変更したものです。

「アコーディオン」と「バンドネオン」と「コンサーティーナ」の違い

「アコーディオン」と「バンドネオン」は、どちらも蛇腹を伸縮することで弁に空気を送り音を出す楽器です。

アコーディオンは右手側をバンドで身体に固定しボタン式あるいはピアノ式鍵盤で主旋律を奏で、左手で蛇腹を動かしながらベース音などを奏でるのに対して、バンドネオンは両側にボタン式鍵盤がついており両手で蛇腹を押し引きしながら演奏します。

「コンサーティーナ」はバンドネオンの元となる楽器で、六角もしくは八角形をしており、バンドネオンよりはかなり軽量ですが両側に鍵盤がついており、コンパクトながら演奏性能はとても高い楽器です。

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