手玉に取るは「手玉のように投げて弄ぶ状況のこと、自分の思い通りに操ること」。

基本的には後者の意味がストレートであると言えます。

特定の人物を都合のいいように操る、思い通りに動かすという意味で使われやすいです。

手のひらで転がすは「自分の思い通りに操る、行動させること」。

弄ぶという意味は特にないので、そういった部分においては手玉に取るとは違うと言えますが、全体的には似ています。

「手玉に取る」の意味

手玉に取るとは、手玉のように投げて弄ぶ状況のこと、自分の思い通りに操ることです。

弄ぶようなシーンでも使っていくと言えますけど、基本的には自分の思い通りに行動させる、他人を操るときに使っていきます。

そして、その他人に関しては特定の人物の思い通りに行動させられている事実に気付いていないケースも多々あると言えます。

「手のひらで転がす」の意味

手のひらで転がすとは、自分の思い通りに操る、行動させることです。

自分の思い通りに操る、行動させるという意味があるので、手玉に取ると意味の違いはあまりありません。

こちらに関しても、特定の人間の思い通りに動かされている事実について、本人は気付いていないケースが多く、まんまと罠にはまっているような状況と評価できます。

「手玉に取る」と「手のひらで転がす」の用法や用例

「人間を手玉に取るのが上手い人は、ある意味人間の心理について非常に詳しいと言えるだろう。

じゃないと、そういったことが簡単にできるわけがない。」

「あいつは喜んでいるだろうけど、まさか俺の手のひらで転がされているだけだなんて夢にも思ってないだろうな。

いつか現実を知るときがちゃんと来るんだろうけど、そのときには一体どんな反応をするのか。」

手玉に取ると手のひらで転がすはほぼ同じ意味

手玉に取ると手のひらで転がすについては、特定の人物の都合のいいように操られること、思い通りに行動してしまう状況を指しており、特に意味は変わらない状況と評価できます。

また、両者については使用頻度も大して変わらないため、そういう部分から区別することも困難であり、違いを見出すのは非常に難しいと言えるでしょう。

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