効くは「あることをした結果その働きが表れること」。
「効能」「効果」と言い換えると分かりやすい。
利くは「あることの動作や作用の結果が良いこと」。
「作用」「機能」と言い換えると分かりやすい」「効く」は薬や宣伝などに特定され使用されます言葉です。
「利く」は効く以外の場合、日常生活で幅広く使用されています言葉になります。
効くは薬や宣伝の場合などに限定される言葉
「効く」はほとんどの場合、薬について使用されます。
「薬が効いたので体調がよくなった」「この薬は本当に良く効きます」「何かこの病気に効きそうな薬はありませんか」「解毒剤の効き目はすばらしかった」などです。
他には宣伝について「この宣伝が効いたのか、売り上げが急に伸びた」「宣伝は必ず効くものではありません」と使います。
「利く」は一般的に結果が良い場合に使われます。
「利く」はある動作やものの効果があることや結果を期待することです。
「鼻が利く」[あの人に頼めば融通が利きます]「このカレーは香辛料が良く利いていておいしい」「何かもっとパンチが利いたことはありませんか」「この車は小回りが利くタイプです」また「先生の口利きがなければ、推薦されなかった」とも使われることがあります。
この薬が効いて健康になり、また好きなスパイスの利いた料理が楽しめます。
病気になってしまい食欲がなくなってしまいましたが、ある薬が体に「効いた」のか健康を取り戻すことができました。
そのためスパイスの「利いた」大好きなカレーを食べることができ、満足感を味わうことができました。
このように薬で「効く」を使い、スパイスで「利く」を使います。
辛味、苦味、酸っぱさなど調味料関係では「利く」は多用されています。
「効く」も「利く」も結果が出ること
「効く」は薬や宣伝で使われ、「利く」はその他の全般的なことで結果が出ることに使われます。
薬の持つ作用が病気対しまして良い効果があった場合「薬が効いた」となり、宣伝が売り上げに寄与したならば「宣伝が効いた」となります。
例えば「鼻」「融通」「香辛料」「小回り」「先生の口」などが持つ作用が良い結果を招いたのです。