手摺は「階段などに設置される歩行補助の棒のこと」。

「歩行補助」と言い換えると分かりやすい。

欄干は「橋などに設置される転落防止の棒のこと」。

「転落防止」と言い換えると分かりやすい「手摺」は主に階段に付けられている斜めの棒上のものです。

階段の上り下りの際に捕まれるので、歩行の手助けとなります。

「欄干」は橋などの両端に設置される転落防止柵のことです。

「手摺」は歩行補助のもの

「手摺」は階段に良く設置されています。

高齢になると階段を上り下りがつらくなり歩行が不安定になります。

そこに「手摺」が有れば大変に助かります。

介護の必要から、一般住宅でも階段の「手摺」が国の補助で設置できるようになっています。

形状は丸棒形、四角棒形、パイプ形などがあり、材質は木材や金属、石などで造られます。

「欄干」は橋についているもの

「欄干」とは転落防止のものですから、橋や外付け階段、縁側など転落が予想される場所に付けられるものです。

「手摺」の一種ですが、日本風の橋の「欄干」などには擬宝珠など装飾性があるものも多く見受けられます。

また、展望台や高楼、天守閣最上階など高所にも設置されています。

「欄干はもたれるもので手摺は捕まるもの」なのです。

「手摺」と「欄干」の違い

「手摺」には装飾性は少なく実用性が重視されます。

いかに歩行に便利となるのかと言う観点で付けられるのです。

介護用階段手摺は、木の丸棒が使われ、ぬくもりと掴み易さを重視しています。

橋などの「欄干」は転落防止を第一義としながら、装飾性もかなり重視しているのです。

擬宝珠を付けることや透かし部分に装飾を入れること、色や形に凝ることなどをします。

「手摺」と「欄干」とは

「手摺」は階段や高所に付けられるもので、その目的は歩行補助や転落防止のためです。

ですから「欄干」も「手摺」の範疇に入ります。

「欄干」は転落防止を最大の目的にしている「手摺」のことです。

「手摺」は字のごとく「手で摺るもの」ですから、手で掴みながら階段を上り下りする装置と言えます。

「欄干」は高所にあり、多くは装飾性があるものになります。

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