つゆ知らずは「特定の事実などに関して、全く知らない状況であること」。
本人に関係している事実に関して、本人は全く気付いていない、知らないと言えるシーンで使っていく言葉です。
考えも及ばないは「特定の考えに関して、自分の頭では思いつかない状況のこと」。
他の人たちはともかくとして、自分では思いつかないような物事に関して使っていく言葉です。
「つゆ知らず」の意味
つゆ知らずとは、特定の事実などに関して、全く知らない状況であることです。
特定の状況が発生しているにもかかわらず、自分がその事実に関して知らない、知らされていないケースで使っていきます。
つゆ知らずという言葉は自分で使うというよりは、他人が使用することが多いです。
その事実を知っている人間が使用するケースが大半です。
「考えも及ばない」の意味
考えも及ばないとは、特定の考えに関して、自分の頭では思いつかない状況のことです。
他人であれば思いつくことで、自分には考えつかない、そういうシーンで使用すると言えます。
実際、他人が自分では思いつかないようなアイデアを浮かべたときに、感心する意味を込めてこういった言葉を使用していくので、そこを覚えておきましょう。
「つゆ知らず」と「考えも及ばない」の用法や用例
「こいつは自分がリストラ候補になっているともつゆ知らず、のんきに毎日を過ごしている感じだな。
もしかしたらそのうちこの会社を去らないといけないかもしれないっていうのに。」
「あの人って、良くあんな斬新なアイデアをポンポンと思いつくよな。
しかも俺たちにとっては考えも及ばないようなものばかりだし。
脳の作りが違うのかな。」
つゆ知らずと考えも及ばないは区別が十分に可能
つゆ知らずと考えも及ばないは、自分にとって特定の事実や状況が縁がないと感じられているケースで使っていきます。
でも、つゆ知らずは他の人たちは知っているのに、自分は知らないというケース、考えも及ばないは他の人は思いつくのに、自分は考えつかないケースでそれぞれ使用するので、区別できる点は大いに存在しているはずです。