「ノート」は、書き留めることです。

書き留めたものです。

英語では「a note」「a note book」で表されます。

「講義のノートをとる」は「take notes of lecture」

「ノートなしで演説する」は「make a speech without notes」です。

「手帳」

心覚えに雑事や必要事項を記入する小さな帳面のことです。

英語では「a pocket notebook」「a dairy」で表されます。

「手帖に日付を書きとどめた」は「I put the date in my datebook.」「I put the date in my pocket diary.」です。

「帳面」は、物を書き控えておくため、紙を閉じ合わせた冊子です。

英語では「a notebook」「an account book」で表されます。

「帳面面を合わせる」は「make the account balance」「balance the books」です。

「ノート」の意味

「ノート」は、以下のような意味です。

①書き留めることです。

書き留めたものです。

「手記」「覚書」「帳面」のことです。

②「注」「注釈」のことです。

③ノートブックの略です。

④「音符」「譜」のことです。

以下のように使います。

講義内容をノートにとる 先生の言葉を一つ一つノートした

講義ノート ノートパソコン  研究ノート フットノート

「手帳」の意味

「手帳」は、「手帖」とも書きます。

心覚えに雑事や必要事項を記入する小さな帳面のことです。

浮世草子・好色万金丹に「仲人かかが手帖に隠れなければ」とあります。

以下のように使います。

手帳にメモする 手帳に書き込む

生徒手帳 母子手帳 警察手帳

<関連語>

「帳簿」は、金銭の収支や事務上の必要な事項を記入するものです。

一般的には、会社や役所などで使うものです。

「帳簿に収支を記入する」のように使います。

「原簿」は、事務上一番元となる帳簿です。

「原簿と照らし合わせる」のように使います。

「台帳」は、いろいろな記録の土台となる帳簿です。

「土地台帳」「住民台帳」のように使います。

「帳面」の意味

「帳面」は、物を書き控えておくため、紙を閉じ合わせた冊子です。

「帳簿」「ノート」のことです。

以下のように使います。

小学生時代の帳面が出て来た

帳面をつける 帳面面を合わせる

<関連語>

「通い帳」は、掛け売りをする商店などが、売買の月日・数量などをそのつど書き込んでいく帳面です。

単に「帳面」ともいいます。

「掛け取りに通い帳を持っていく」のように使います。

「大福帳」は、商家などで売買の全てを記録する元帳です。

和とじで横長の帳面です。

今日ではあまり使われません。

「帳場に大福帳を置く」のように使います。

「通帳」は、預金などの金額の移動を示すための帳面です。

「預金通帳」のように使います。

「ノート」は 書き留めること、 「手帳」は 心覚えに雑事や必要事項を記入する小さな帳面のこと、「帳面」は、 物を書き控えておくため、紙を閉じ合わせた冊子です。

「ノート」「手帳」「帳面」は、類語です。

「帳簿」「原簿」「台帳」「通い帳」「大福帳」「通帳」は、これらの言葉の関連語です。

共通する意味は「物を書くため紙を糸で綴じて合わせて一冊にしたもの」です。

「ノート」と「帳面」は、同じものを指していました。

現在では、普通「ノート」と呼びます。

「ノート」は、主として学習用に使われます。

また、「~をノートする」のように、「要点などを書きとめる」という意味でも用います。

「手帳」は、一般に「ノート」より小型で携帯用の物です。

「帳面」は、「帳面面をあわせる」「宿の帳面に名前を書く」などのように、現在では商売上の取引を記録したり、会計を記したりするものをいいます。

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