お手の物は「自分が得意にしている芸や技のこと」。
他人には簡単にはまねできないような、自分だからこそできる事柄について表す言葉です。
単なる趣味などにおける芸や技に対しても使うことができます。
朝飯前は「朝飯をとる前のちょっとした時間でもできる状況のこと」。
短時間でもできることを意味するとともに、短時間でできるくらいに得意なことという意味があると言えるでしょう。
「お手の物」の意味
お手の物とは、自分が得意にしている芸や技のことです。
他人であればそう上手くはできない、自分だからこそできると言える得意技などに対して使うことが多いです。
得意げな表情で使うことが多く、自慢しているようなニュアンスを含んでいます。
お手の物という表現は多くの人たちが知っているはずですが、実際に使用するシーンとなるとそこまで多くないと評価できるはずです。
「朝飯前」の意味
朝飯前とは、朝飯をとる前のちょっとした時間でもできる状況のことです。
特定の行為を短時間でできるということから、他人にはないような能力を持っていると言えるシーンで使っていきます。
こちらも得意げな表情で使うことが多い言葉であり、自慢するような態度に見えることもあるでしょう。
意味はお手の物に似ていますし、使用頻度も同じくらいと言えるので、違いが分かりづらい面があると評価できます。
「お手の物」と「朝飯前」の用法や用例
「あの人は絵を描くのが本当に上手い。
似顔絵なんてお手の物といった感じだよ。
俺は本当に絵が下手だから、ああいう才能はかなり羨ましいなと思えてくるんだよね。」
「このくらいの仕事なら俺にとっては朝飯前だよ。
俺はもっと大変な仕事を何度も経験してきたから、これくらいのことでへこたれることはまずないと言えるだろう。」
お手の物と朝飯前は区別しづらい言葉
お手の物と朝飯前はどちらも他人にはできないような芸当を見せるようなシーンで使っていきます。
そういった部分を自慢するような形で使っていくことが多いです。
これらの言葉はあまり意味の違いを認識しづらく、同じような場面で使用することが考えられるため、区別をするのは困難と言えるため、そこは覚えておくといいでしょう。