アムールトラは「寒い地域にいるネコ科最大のトラのこと」。

「大型トラ」と言い換えると分かりやすい。

スマトラトラは「熱帯のスマトラ島にいる小型のトラのこと」。

「小型トラ」と言い換えると分かりやすい。

ベンガルトラは「インドにいるトラで絶滅が危惧されているトラのこと」。

「絶滅危惧トラ」と言い換えると分かりやすい。

「アムールトラ」は最大のトラ

「アムールトラ」はトラの仲間では最も大きな体格をしています。

かつては大陸に広範囲で棲息していましたが、乱獲や環境の影響などで現在は極東ロシアや北朝鮮にわずかしか残っていません。

朝鮮とトラは結びつくイメージがあり、清正のトラ退治でも知られオリンピックの選手村に掲げられたメッセージの垂れ幕にも描かれていました。

「スマトラトラ」はスマトラ島のみに棲息

「スマトラトラ」はインドネシアのスマトラ島に生息しています。

熱帯のジャングルに点在しているもので、体格は2.5m のアムールトラに比較すると小型となり1.5~1.8mぐらいになります。

野生では多くて500頭と言われ、絶滅の危機にあります。

日本でも全国の動物園に18頭が飼育されていて、繁殖に力を入れています。

単独生活をして広い縄張りを持ちます。

「ベンガルトラ」はインドのトラ

「ベンガルトラ」はインド亜大陸に生息しています。

やはり絶滅の恐れが強く、個体数で2,500頭と言われています。

周辺国ではバングラディシュ、ネパール、ブータンに少しいます。

インドやバングラディシュの国獣でもあります。

体格は大きなものではアムールトラを凌ぐ3mのオスもいます。

しかし、密猟やその他の影響で絶滅危惧種になっています。

「トラ」は希少動物

「トラ」は絶滅が危惧されている動物です。

かつては「アムールトラ」などはロシア、中国、朝鮮半島などに広範に生息していたのですが、現在は限られた地域にしかいません。

「スマトナトラ」もスマトラ島の一部で棲息するのみで、「ベンガルトラ」も絶滅の危機にあります。

世界的に希少動物になってしまったのです。

野生の個体は減るばかりですから、動物園で飼育することや国立公園で保護することなどで生き延びているのです。

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