ありていは「事実関係をそのまま言うこと。」

「事実関係」と言い換えると分かりやすい。

洗いざらいは「残らず後を残さず言うこと」。

「全部」と言い換えると分かりやすい。

「ありてい」は「あるがままの様子」のことですから、嘘や偽りではないこと、真実を素直に言うことになります。

「洗いざらい」は「全部」と言うことです。

「ありてい」はあるがままのこと

「ありてい」は「有り体」と書き、「体」は「状態・様子」と言う意味です。

「あるがままのこと・本当のこと」などの意味になります。

例えば「ありていに申しますと」は「本当のことを申しますと」と同じことで、「ありていに白状しろ」は「全部素直に話せ」と言うことです。

「ありていに言えばそういうことになる」などと使います。

「洗いざらい」は全部のこと

「洗いざらい」は隅から隅まで、残さないですべてと言うことです。

「残らず・徹底して・ことごとく」などの意味にもなります。

物ではなく「話の内容」のことになります。

例えば「洗いざらい白状しろ」は「動機から顛末まで残らず犯罪事実を話せ」と言うことです。

「洗いざらいお話します」は「最初から最後まで話します」になり、「洗いざらい調べることが必要だ」「それならば、今までのことをマスコミに洗いざらいぶちまけてやるぞ」などと使います。

「ありてい」と「洗いざらい」の共通点

「ありてい」も「洗いざらい」も似たような言葉ですが、少し意味に違いがあるようです。

「ありてい」は「そのまま・素直に」と言う意味で使い、「洗いざらい」は「すべて・残らず」と言う意味になります。

「洗いざらい、ありていに話す」は「全部そのまま包み隠さず話す」となります。

「ありてい」も真実を隠さず話すわけですから、「真実をすべて」と言う意味で使い「すべて」が共通する言葉になります。

「ありてい」と「洗いざらい」とは

「ありてい」は「有るがままのこと・真実・事実」などを素直にすべて話すことです。

「洗いざらい」は今までの経緯などすべてのことで、「ありてい」も「洗いざらい」も「すべて・と言うキーワードで一致しています。

「ありていに洗いざらいお話すればこうなります」は「真実を素直に最初から全部話せばこのようになります」と言う意味になります。

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