「ギロチン」と「断頭台」の違い・意味と使い方・由来や例文

ギロチンは「死刑に処すにあたって、首を切るための道具のこと」。

基本的に現代ではそういった手法での死刑は実行されないため、ギロチンという存在に馴染みは感じられません。

断頭台は「罪人の首を切るために使われる台のこと」。

基本的にはギロチンとは別物であり、刃はついていません。

ギロチンが登場する以前に存在していた道具です。

「ギロチン」の意味

ギロチンとは、死刑に処すにあたって、首を切るための道具のことです。

特定の人間の死刑を実行するときには、以前は首を切るという手法がとられていたことがあります。

そういったケースにおいて、実際に首を切る道具そのものをギロチンと呼んでいるのです。

ギロチンは非常に大きい刃であり、それを上から下に落としていくのです。

断頭台とは、罪人の首を切るために使われる台のことです。

断頭台も首を切るための道具ですが、あくまでも台であり、刃ではありません。

また、断頭台はギロチンが登場する以前に存在していたものであり、ギロチンが登場して以降については見かけなくなりました。

断頭台が使われていた時代はギロチンとは別の刃が存在していたわけです。

「昔はギロチンで死刑を行っていたんだよな。

今日では別の方法に変わっているが、以前は非常にむごい手段をとっていたという事実は、今になって思うと本当に衝撃的だよ。」

「断頭台は死刑が実行されるための台であり、こういった場所にやってくると、人生の最後という感覚なんだろうか。

想像もしたくない光景と言えるだろうけどね。」

ギロチンと断頭台に関しては、ともに死刑にかかわる道具と言えます。

しかし、ギロチンは首を切る道具であるのに対して、断頭台はあくまでも台ですから、違いは存在しています。

しかし、ギロチンも断頭台も今日では世界から姿を消していますし、そもそも死刑を実行する国自体がかなり減ってきているのです。

だから、両者ともに馴染みは薄いでしょう。