遜色は「見劣りのすること。」
「見劣り」と言い換えると分かりやすい。
見劣りは「見た目が良くないこと」。
「みすぼらしい」と言い換えると分かりやすい。
「遜色」は「遜色ない」と使います。
「見劣りがしない」と言う意味で「遜色」単体では余り使われません。
「見劣り」は見た目のことで風采が上がらない、何かみすぼらしい身なりなどのことです。
比較してのことになり、比較されるものが良く見える場合に使います。
「遜色」は「見劣りする様子」のこと
「遜色ない」と使い、「見劣りしない」意味になります。
「十分に太刀打ちが出来る」「十分に立派だ」と肯定的に使われます。
ある程度の高い集団に混じっても「同等のものだ」「引けを取らないものだ」と使います。
「低コストの住宅だが、周囲の家と比べても遜色は無い」「見た目は粗末な食事だが、栄養価の点では遜色がないものだ」などと使います。
「見劣り」はみすぼらしいこと
「見劣り」は「見た目が劣る」ことですから、粗末な身なりや古い衣服などで、周囲より悪く感じてしまうことです。
「着飾っている人の中では普段着でいると見劣りがする」「この成績では皆より見劣りするのは止むを得ない」「この出来栄えでは他の優秀な作品に比較してどうしても見劣りがする」「安価なものは声かにものに比較すると、どうしても見劣りがするものだ」などと使います。
「遜色ない」は「見劣りしない」こと
「遜色ない」は「見劣りがしない」ことと同じです。
「十分に対抗出来る」「比較しても劣らない」「同等である」「少しも引けを取らない」「太刀打ちが出来ている」などの意味になります。
「コンクールに出ても遜色がないほどピアノが上達している」「この中でもちっとも見劣りしない身なりだ」「社員食堂なのに一流店に比較しても遜色がない料理だ」などと使います。
「遜色」と「見劣り」とは
「遜色」は劣る様子のことで、普通は「遜色ない」と使います。
周りのものと比較するか、常識的なものと比較するかなどで、「同等かそれ以上」のもの、「太刀打ち可能なもの」を言います。
「立派なもの」「どこに出してもおかしくないもの」「社会的、常識的におかしくないもの、劣っていないもの」と言うことも言えます。
「見劣り」は見た目の悪さを言います。
風采や身なりが良くない様子のことです。