形容詞は「(い)で終わるものの性質や状態を表す言葉のこと」。

「美しい」と言い換えると分かりやすい。

形容動詞は「(だ)で終わるものの性質や状態を表す言葉のこと」。

「綺麗だ」と言い換えると分かりやすい。

形容詞も形容動詞もものの性質・状態を表しそれぞれ活用する言葉で、非常に似ていますが異なる言葉です。

ただ、共通点は多くあります。

「形容詞」は物や人を形容する言葉で、性質や状態を表します。

「形容詞」は「美しい花」のように名詞を修飾する場合と、「花は美しい」のように述語になる場合、「美しいは長所だ」のように主語になる場合など、必ずしも修飾語とは限りません。

また、未然形・連用形・終止系・連体系・仮定形に活用するのですが命令形はありません。

順に「美しかろう」「美しかった」「美しい。」

「美しいこと」「美しければ」などとなります。

「形容動詞」は形容詞と同じように物や人の性質・状態を表します。

「形容動詞」は「だ」で終わることができる言葉です。

例えば「綺麗だ」「危険だ」「穏やかだ」「静かだ」「りっぱだ」「便利だ」「不便だ」「上品だ」「にぎやかだ」「一般的だ」などがあります。

活用は未然形「静かだろう」、連用形「静かだった」、「終止形「静かだ。」

、連体形「静かな時」、仮定形「静かならば」、命令形はありません。

例外的に古文では命令形は「静かたれ」といいます。

「形容詞」と違い「形容動詞」には例外があります。

「形容動詞」の例外は「どんなだ」「こんなだ」「そんなだ」「同じだ」などがあります。

「どんな人」「こんな様子だ」「そんなこと知らない」「同じ事を何回も言わせるな」と使い「だ」を付けず語幹のみで使います。

活用はありますが、連体形は「どんなな時」「こんなな時」「そんなな時」「同じなな時」などとは言いませんのでありません。

「形容詞」と「形容動詞」の見分け方について

「形容詞」は「い」で終わる言葉、例えば、「美しい」」「きたない」「多い」「少ない」「寒い」「暖かい」「大きい」「小さい」など、「形容動詞」は「だ」で終わることができる言葉、例えば「綺麗だ」「専門的だ」「危険だ」「穏やかだ」「静かだ」などがあります。

「形容詞」も「形容動詞」もそれぞれ活用がありますが、異なります。

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