祭り上げるは「無理やり高い地位につかせようとすること」。

特定の人物をおだてたりして、高い地位につかせるという意味があります。

誰もやりたがらないような任務に関して、誰かにやらせようとする際に使われやすい言葉です。

神格化するは「非常に尊い存在であるように扱うこと」。

特定の人物に対して特別扱いをし、非常に貴重な存在であるという印象を周囲に与えるように振舞う状況を指しています。

「祭り上げる」の意味

祭り上げるとは、無理やり高い地位につかせようとすることです。

何らかの事情によって、特定の高い地位に誰かをつかせようとするときに使用します。

たいていはその高い地位に誰もつきたがらないときに、特定の人物をおだてたりして、その地位に収めようとする際に祭り上げるという表現を使うことになるのです。

比較的有名な言葉です。

「神格化する」の意味

神格化するとは、非常に尊い存在であるように扱うことです。

神のような存在として、特定の人物を扱うときに使われる言葉です。

したがって、特定の人物をそのように扱わないといけない事情があるときに使用します。

たいていは常人とは異なる能力を持った人に対して使い、憧れや尊敬の気持ちを抱く対象に対して使用することが多いです。

「祭り上げる」と「神格化する」の用法や用例

「今回のプロジェクトの責任者には誰が適任だろうか。

みんな嫌がっている状況だから、なかなか決まらない。

ここは特定の人物を祭り上げて、無理にでもつかせるしかないだろう。」

「この選手はファンの間では神格化されている存在だ。

これまで残してきた実績がずば抜けているため、そういう風に扱われるのは不思議ではないけど。」

祭り上げると神格化するは事情の部分が異なる

祭り上げると神格化するは特定の人物を普通とは違うという扱いにする状況を指していますが、それぞれはそういう風に扱わないといけない事情の部分が異なっています。

祭り上げるは特定の地位に誰もつきたがらないようなケースが理由であるのに対して、神格化するは憧れや尊敬の気持ちが存在する状況こそが理由となっていることが多いので、そこで区別をするといいのです。

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