厚かましいは「人の迷惑を顧みずに図々しく振る舞うこと」。
人のことを考えずに、自己都合を優先させて振る舞うような状況を指しています。
基本的には人を非難する際に使う言葉です。
憎々しいは「憎たらしいこと」。
そのままの意味であり、特定の相手に対して嫌悪感などを覚えるときに使う言葉です。
厚かましいに関しても、相手にそういった感情を覚えるときに使うので、似たような意味と評価できます。
「厚かましい」の意味
厚かましいとは、人の迷惑を顧みずに図々しく振る舞うことです。
人の迷惑よりも自分の都合を優先するという態度に対して使っていく言葉です。
厚かましい態度に関してはそこまで珍しいものではなく、人間であれば少なからずとっている行動と言えるはずです。
ただ、一般的には厚かましい皇道派どうしても嫌われやすいと評価できます。
「憎々しい」の意味
憎々しいとは、憎たらしいということです。
そういった感情を想起させる行動をとったときに使っていきます。
憎たらしいという言葉は非常に漠然としていますが、厚かましい状況を含むと言えます。
図々しい行動をとると、憎たらしいという感情を想起させるケースが割とあるはずですから、憎たらしいの一部が厚かましいとも言えるのです。
「厚かましい」と「憎たらしい」の用法や用例
「俺の友達が現在俺の家の居候しているんだが、ただ住んでいるだけじゃなくて、最近は食事の世話まで要求してきた。
まさに厚かましい状況で、立場が分かっているのかと思うよ。」
「電車の中で大声で話している人たちを見ると、非常に憎々しいと思えてくるよ。
まるで自宅にいるかのような振る舞い方をしているわけだからね。」
厚かましいと憎々しいは他人から嫌われる行動をとったときに使われやすい
厚かましいと憎々しいはどちらも他人から嫌われるような行動をとったときに使われます。
厚かましいは主に図々しい行動をとったときで、憎々しいは漠然と憎たらしいと思えるような行動をとったときに使用していきます。
憎々しいの方はやや抽象的な意味ですが、要するに嫌悪感を抱いたときに使うので、厚かましいに近い意味の言葉と言えるのです。