記憶違いは「特定の記憶が実際と違っている状況のこと」。
特定の事柄についてちゃんと覚えていると思っていたことが、実は事実を異なっていたというケースで使っていきます。
記憶喪失は「特定の記憶が完全に頭から消えること」。
今までの記憶全部が消えることもありますが、一部が消えることもあります。
こちらはかなり深刻な状況と評価できるでしょう。
「記憶違い」の意味
記憶違いとは、特定の記憶が実際と違っている状況のことです。
自身では正確に覚えているつもりでも、実際の状況がその記憶とは違っているケースで使っていくのです。
これは病気でもなんでもなく、多くの人たちに起きる現象です。
そこまで珍しいものとは言えないので、記憶違いは頻繁に発生するものと思っていて構わないでしょう。
「記憶喪失」の意味
記憶喪失とは、特定の記憶が完全に頭から消えることです。
どの程度のものが消えるかはケースバイケースですが、今までの記憶がすべて消えるパターンもあれば、一部が消えるパターンもあるなど、その時々によって症状には違いがあります。
記憶喪失になると、日常生活に大きな支障が生まれる可能性もあるため、かなり深刻と評価できるのです。
「記憶違い」と「記憶喪失」の用法や用例
「以前はここに飲食店があったと思ったのだが、何もないな。
私の記憶違いかな。
それともしばらく来ていない間に、お店が潰れてしまったという可能性もあるのかな。」
「記憶喪失になると、自分が誰なのか、今まで何をしてきたのかすらも思い出せないことがある。
そこまでいくと、人生に大きな影響が発生してしまうと言えるだろう。」
記憶違いと記憶喪失は深刻度合いが違う
記憶違いと記憶喪失は似たような症状に思えるかもしれませんが、深刻さに大きな違いが存在しています。
記憶違いのような症状は誰にでも発生することがありますし、病気ではないので、気にする必要はありませんが、記憶喪失は病気に近い概念であり、非常に深刻な状況を生みます。
本人のその後の人生に大きな影響をもたらすことになるでしょう。