押戸は「ドアノブの付いた前後に動かし開けるドアのこと」。
「開け戸」と言い換えると分かりやすい。
引き戸は「横方向にスライスさせて開く扉のこと」。
「ふすま」と言い換えると分かりやすい。
押戸は開け戸と言った方が分かりやすいかも知れません。
開け戸は手前に引く場合と向こう側に押す場合がありますから、押戸と言うと誤解がありますが、引き戸との対比言葉として使われます。
「押戸」は開け戸
「押戸」は前後方向に開閉させる扉のことです。
押すか引くかのどちらかになりますが、良く間違えるものになります。
「押してダメなら引いてみな」と言う言葉もあるぐらいです。
建築業者では開け戸と言っていますからそちらが正しい気がします。
普通ドアノブが付いていますから、「引き戸」とは区別が付きます。
開ける方向はその場の使い勝手によります。
「引き戸」はふすま
「引き戸」はふすまなど横に移動して開ける扉のことです。
ノブにあたる取っ手が必ず付いています。
「片引き」と言う左右どちらにも動かせる一般的なタイプや「引き違い戸・引き込み戸」などがあります。
敷居やレールのあるもの・ないもの・上吊りタイプなどいろいろです。
折れる扉やジャバラも引き戸の一種です。
大きな扉には取っ手ではなくノブなど引き易いものが付いていることもあります。
扉はすべて「押戸」か「引き戸」
扉は「押戸・開け戸」「引き戸」のどちらかに分けられます。
形や大きさの違いはあっても形状はそれしかありません。
自動扉は引き戸、回転扉や観音開き扉も押戸に分類出来ます。
その場所の扉をどのようにするのかは、好みもありますが周囲の状況を考えその場所に一番合った形状を選ぶのが無難です。
そうでないと使い勝手の悪いことになります。
「押戸」と「引き戸」とは
「押戸」は前後方向に開閉する扉のことで、開け戸と言う方が誤解は少ないようです。
公共の場では押すか引くかはドアに表示してありますから、注意すれば間違えません。
「引き戸」は片引き・引き違い・引き込みなどの種類と敷居・レール・吊りタイプ・ジャバラ・折れ戸などいろいろな工夫があります。
「押戸・開け戸」「引き戸」はその場の使い勝手の良さを優先して決めると良いのです。