とがめるは「目下の相手に間違いなどを非難すること、自分の心がいたむこと。」
「非難」と言い換えると分かりやすい。
たしなめるは「目下の相手に注意をして間違えを教えること」。
「注意」と言い換えると分かりやすい。
「とがめる」も「たしなめる」も目下の相手に対して行うものです。
何か間違いをしている目下の者に対して注意をすればすぐに直る場合は「たしなめる」ことをするのですが、注意は効果がない場合は「咎める」ことをします。
「とがめる」は目下に非難・批判をすることです。
「とがめる」は「それは悪いことだ」と相手に強く言うことで、相手もそれなりに強い性格でないとうかつには言えません。
相手が悪いことと知りながらしている場合は、「咎める」は効果がありますが、悪いとは認識していない場合は反発をするかも知れません。
「なぜだ」と言う思いを抱かせることは逆効果となりますので、「こうした方がよい」と言うアドバイスの方が効果はあります。
「たしなめる」は子供にすることです。
「たしなめる」は相手が年も行かない子供なら少しの注意で直すでしょうが、大人の場合はこちらが注意する必要があります。
プライドを傷付けるような「たしなめ方」は気まずくなりますから、やはりアドバイス的にものを言うことが大事です。
力関係でこちらがかなり上の場合は「たしなめる」も良いのですが、少し下程度ではやらない方が無難な行為です。
「とがめる」も「たしなめる」も注意が必要です。
「とがめる」は反発覚悟で目下に強く警告をすることです。
していること、してしまったことに対して責任を問うというかなり強い行為になります。
「たしなめる」はか子供などに少しの注意をすることで、大人にはしない方が良いでしょう。
プライドが皆ありますから、こちらがかなり上と相手が認識してしない限りしてはいけません。
「とがめる」と「たしなめる」の違いとは。
「とがめる」は相手の間違えを指摘して批判・非難することです。
相手が悪いと思っていれば効果はありますが、ない場合は反発しかありませんから注意が必要です。
「たしなめる」は子供にする少しの注意のことです。
プライドのある大人にはしない方が無難です。
相手の間違えを是正したいなら、「否定」をしないでアドバイス的に「肯定提案」が良いのです。