途端は「その瞬間のこと」。
何かが起きた際にほぼ同時に別の何かが起きたと言えるシーンで使っていきます。
割と使うケースが多くあり、馴染みを感じやすい言葉と評価できます。
間髪を入れずは「髪の毛が入る隙間もないほど間が空いていないこと」。
ほぼ隙間がないという意味で使うことができますけど、それとは別に時間が全く空いていないという意味でも使えます。
「間髪を入れず」の意味
途端とは、その瞬間のことです。
特定の出来事が発生したその瞬間に別の出来事が発生したと言えるシーンで使っていきます。
つまり、2つの出来事の間の時間の差はほぼ存在しない、ほとんど同時と評価できる場面で使用していくのです。
途端という言葉は日常生活で多くが使うため、いろいろなシーンで見聞きする可能性が十分にあるはずです。
「間髪を入れず」の意味
間髪を入れずとは、髪の毛が入る隙間もないほど間が空いていないことです。
基本的には間がほぼ開いていないという意味で使うので、物理的なスペースを想像する人が多いと思われます。
しかし、この言葉は時間に対しても使えるので、特定の出来事から別の出来事が発生するまでの時間がほぼないようなケースでも使用することが可能です。
「途端」と「間髪を入れず」の用法は用例
「俺が家に帰ってきた途端、飼っている猫が俺の元に寄ってくるんだ。
飼い主がいないとやっぱり不安なのかもしれないな。」
「この学生は私が質問をすると、間髪を入れずにすぐに返答をしてくる。
面接官としてはこっちがなんとなく圧倒されているような感覚になるよ。
こういう学生は実際ほとんどいないだろうからね。
珍しい存在だよ。」
途端と間髪を入れずは同じ場面で使える
途端と間髪を入れずはどちらも特定の出来事と別の出来事の間に存在する時間がほぼないようなシーンで使います。
だから、両者はほぼ同じ意味を持っていると評価できるのです。
しかし、間髪を入れずは物理的なスペースがほとんどないようなシーンでも使っていくことが可能なので、そこは途端との違いになるので、覚えておいた方が良いです。